43話より、漢字と英語とボクっこアオ
2016/01/01 15:44
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新年あけましておめでとうございます。
今年もこつこつ更新していきますのでよろしくお願いします。
挨拶はこの辺にして、43話よりブログ版おまけです。
コメントはこちら(comico)
>漢字にルビを振るヒトツメ、こだわりを感じる。
本作では神様マンガなのに英語(?)ルビを振っているキャラがいます。

脅威のヒトツメ率!
神様ものの定番にならうならこうしたほうがベストです。

「スパイシー」ではなく「すぱいしー」(ヘビ子まんがより)
このふりがな(ルビ)ですが、二つの理由で今の形に落ち着いています。
一つは漫画的な理由です。
神道用語は難解で分かりにくいものが多いです、初期に一番悩んだのが
「本殿」
(分御霊を戴いた元の神様の居るところ、分祀もと)
でした。
一般的な神様マンガには分御霊や本殿の概念が登場しないものがほとんどです、これを
どうしたらちゃんと伝えることが出来るのか?が根っこにあります。
分御霊は漢字からもうっすら意味が読み取れます(御霊を分ける、分かれた御霊)
問題は本殿でした。
当時色々調べましたがこれといった呼び名がなく、しいて言うなら本殿と記載されて
いるところがほとんどでした(他には本宮なんてのもあった)
そこで知恵を絞って一発で意味が分かるように本殿(オリジナル)と分御霊(コピー)
と言わせてしまおうと考えました。
これを言い切って許されるのは当事者で(当時)自身の存在がよく分かっていないかった
ヒトツメ以外ありえませんでした。
ようは噛み砕いて読み手に伝えるための手段です。
もう一つは現代の神様とは?です。
おおよそほとんどの神様は人間社会に寄り添っています、ならばその近さによって
言葉使いも影響されている、もしくはうつっていると考えました。
作中、天目一箇神は故事のいわれから鉄鋼関係の企業や技術者に信奉されていて
革新的なモノ作りのスペシャリストと設定しています(あたらずも遠からず)
ですのでコピーであるヒトツメも英語をガンガン使います。
キツネは神使の稲荷です、稲荷は古来より人に近い神様で時代時代の人間の欲求に
より御利益を増してきました(本当)
ですからおそらく人間の影響を受けると思いました。

過去編(江戸時代)のキツネのセリフ「神話級じゃないの!」とは言っていますが
「神話級(メジャー)じゃないの!」とは言っていません。
当時は英語はほぼないので「メジャー」とは言いません。
ミヨシは一切分かりません、というより理解しようとしません(頑固)
ミヨシは伝統にこだわりつつ現代を生きる者の代表です。
お年寄りに横文字を使いまくっても伝わらないのと一緒です。

なんだこのセリフの量は!(恥
ヤエは知識の神ですので当然マスターしています。
ですがそこは頭の回るオモイカネ、使い分けをキッチリしています。
伝わる相手の前では英語も使います。
ですのでミヨシと話すときは英語を使いません(注意はしているけど漏れも
あるかも…?)
「伝える」「理解させる」ことを重視する性格です。
シロはお参りに来る村人から話し言葉を学びました、ですので方言がきついです。
多少の英語は理解しますがそれなりです。
ちなみに読み書きはヤエより学びました。
アオは50年近くマヒトツの元で暮らしていたのでヒトツメに近いです。
そういえば、アオはいわゆる「オレっこ」ですが「ボクっ子」にしようか
迷った時期がありました(ボーイッシュフェチ)。
色々考えてみましたが「僕」という言葉がアオの分かれた年代と合わなかったり。
(「僕」は江戸末期~明治にかけて出来た言葉で、アオは江戸中期に生まれました。)
この当時東北の一人称はオレ、オラ、ワシ、辺りと踏んでオレに(おらはシロに)
他にも色々と書き散らしたいコメントがありますがキリが無いのでいったん
締めます。
以上、作中では語られない言葉の使い分けの話でした。

今年もこつこつ更新していきますのでよろしくお願いします。
挨拶はこの辺にして、43話よりブログ版おまけです。
コメントはこちら(comico)
>漢字にルビを振るヒトツメ、こだわりを感じる。
本作では神様マンガなのに英語(?)ルビを振っているキャラがいます。

脅威のヒトツメ率!
神様ものの定番にならうならこうしたほうがベストです。

「スパイシー」ではなく「すぱいしー」(ヘビ子まんがより)
このふりがな(ルビ)ですが、二つの理由で今の形に落ち着いています。
一つは漫画的な理由です。
神道用語は難解で分かりにくいものが多いです、初期に一番悩んだのが
「本殿」
(分御霊を戴いた元の神様の居るところ、分祀もと)
でした。
一般的な神様マンガには分御霊や本殿の概念が登場しないものがほとんどです、これを
どうしたらちゃんと伝えることが出来るのか?が根っこにあります。
分御霊は漢字からもうっすら意味が読み取れます(御霊を分ける、分かれた御霊)
問題は本殿でした。
当時色々調べましたがこれといった呼び名がなく、しいて言うなら本殿と記載されて
いるところがほとんどでした(他には本宮なんてのもあった)
そこで知恵を絞って一発で意味が分かるように本殿(オリジナル)と分御霊(コピー)
と言わせてしまおうと考えました。
これを言い切って許されるのは当事者で(当時)自身の存在がよく分かっていないかった
ヒトツメ以外ありえませんでした。
ようは噛み砕いて読み手に伝えるための手段です。
もう一つは現代の神様とは?です。
おおよそほとんどの神様は人間社会に寄り添っています、ならばその近さによって
言葉使いも影響されている、もしくはうつっていると考えました。
作中、天目一箇神は故事のいわれから鉄鋼関係の企業や技術者に信奉されていて
革新的なモノ作りのスペシャリストと設定しています(あたらずも遠からず)
ですのでコピーであるヒトツメも英語をガンガン使います。
キツネは神使の稲荷です、稲荷は古来より人に近い神様で時代時代の人間の欲求に
より御利益を増してきました(本当)
ですからおそらく人間の影響を受けると思いました。

過去編(江戸時代)のキツネのセリフ「神話級じゃないの!」とは言っていますが
「神話級(メジャー)じゃないの!」とは言っていません。
当時は英語はほぼないので「メジャー」とは言いません。
ミヨシは一切分かりません、というより理解しようとしません(頑固)
ミヨシは伝統にこだわりつつ現代を生きる者の代表です。
お年寄りに横文字を使いまくっても伝わらないのと一緒です。

なんだこのセリフの量は!(恥
ヤエは知識の神ですので当然マスターしています。
ですがそこは頭の回るオモイカネ、使い分けをキッチリしています。
伝わる相手の前では英語も使います。
ですのでミヨシと話すときは英語を使いません(注意はしているけど漏れも
あるかも…?)
「伝える」「理解させる」ことを重視する性格です。
シロはお参りに来る村人から話し言葉を学びました、ですので方言がきついです。
多少の英語は理解しますがそれなりです。
ちなみに読み書きはヤエより学びました。
アオは50年近くマヒトツの元で暮らしていたのでヒトツメに近いです。
そういえば、アオはいわゆる「オレっこ」ですが「ボクっ子」にしようか
迷った時期がありました(ボーイッシュフェチ)。
色々考えてみましたが「僕」という言葉がアオの分かれた年代と合わなかったり。
(「僕」は江戸末期~明治にかけて出来た言葉で、アオは江戸中期に生まれました。)
この当時東北の一人称はオレ、オラ、ワシ、辺りと踏んでオレに(おらはシロに)
他にも色々と書き散らしたいコメントがありますがキリが無いのでいったん
締めます。
以上、作中では語られない言葉の使い分けの話でした。


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