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12話より、境界と磐座とAct2

2016/08/01  22:13
2
12話よりブログ版おまけです。

コメントはこちら。


>神道は境界の宗教とは誰の言葉だったか。
作中必要かと問われたヤエのバトルフォームOFF。も、ハレやケ、直会のような
儀式がそうであるように、「戦闘終了」と「会議開始」と言う明確な
区切りとして「必要」なのだ。


境…!(言いたい)
コメントの通り、神道や日本各地の土着信仰には境の概念が
よく登場します。

鳥居・注連縄・磐座・磐境・神籬・神奈備・etc…
(トリイ・シメナワ・イワクラ・イワサカ・ヒモロギ・カンナビ)

これらはこちらとあちら、あるいは領域、簡単に言うと
そういった概念を示しています。
ハレとケ・直会(なおらい)は非日常から日常、これもまた境です。

0119.jpg
1話の磐座とミヨシ(隣の磐座はアオの磐座)。

0202.jpg
2話の磐座とミヨシ

作中ミヨシの磐座(いわくら)は分かりやすく「御神体」としていますが
正確には…

「三吉霊神のまし坐す岩」

あの磐座に三吉霊神が居る(領域)、つまり磐座に神を見る。
すなわち磐座は御神体。
となります、現実の磐座も同じ意味です。
(磐座・磐境・神籬・神奈備は構造物の違い)

これに加え神事で神を降ろす場としての磐座なんてものも
あります。


そして境といえば道祖神です。
2life130.png
(背景の白黒は境界のイメージ)

旧版ではタイミングを逃し後回しになってしまった
「境の番人塞ノ神アオ」の活躍。
リニュ版では出し惜しみせずに、序盤から塞ノ神アオを
推して行きたいと思いますので、楽しみにしていただけたら
うれしいです。


>さあ説得編が終わり本当のAct2のはじまりだ((('ω')))

本作のサブタイトル「kami-sama Act2」

Act2。

こっちのかっこいいスタンドではなく。

第2幕という意味の英語です。

本作は様々な伝承や神道理念を忠実に取り入れた現代神様話です。

第一幕、act1は神話の神は日本神話、土着神は伝承や民話などの
活躍や逸話。

それを踏まえてのact2。
つまり現代(今)のお話という意味でつけました。


最近、なんでact2なのさというお話をしたので
まとめてみました。


もう一個12話で面白そうなコメントがありましたが
おもったより分量がかさんだのでこの辺で。

そんないつものおまけでした。


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コメント

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悪魔憑き 2016/08/17 20:16

No title

「境」といえばふと気づいたことが。
神道には直接関係ないのですが、

「高まる」「丸まる」「極まる」のように状態を表す言葉に「~まる」をつけると、「~にする」という動詞になるのですが。

ここで「始まる」という言葉を考えてみると、「端(はじ)」を作る事が日本語では「始まる」という意味に成るのがなかなか興味深い物があるなぁ、と思う次第。
(とはいえ、辞書で確認できなかったので、偶然なのかもしれませんが)

同じ作りの「諦める」は「明らめる」が語源で、「明らかにする」「明確に成る」から来ていて(これは辞書で確認済み)、これも興味深いものがあります。
コメントアバター画像
LV3 2016/08/27 00:11

No title

言葉遊び系いいですよね、私もやってみたいけど
あんまり得意じゃなくて。
8え「「明らめる」いや「諦める」といったところじゃな」(イミフ
こんな感じの台詞回しもやってみたいけどどうにもこうにも

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