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19話より、神格と蒼前様とアラハバキ。

2016/09/26  20:39
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神様セカンドライフ 19話「現世と幽世」より
ブログ版おまけです。(そしてド長文です)


コメントはこちら(マンガごっちゃ)


>『19話 現世と幽世』に

>アオにアラハバキを重ね神格を得る

とありますが、アラハバキが謎の神とされていて正体や神としての性格も
不明という事は既に忘れ去られているという事であり、現代ではアラハバキを
信仰している人間などほぼ皆無なのですから、アラハバキの神格は既に
失われているのでは?

 フィクションに持ち出される事で名前だけは多少は知られているかも
知れませんが、それはあくまで虚構の中のキャラクターというだけに
過ぎず、それで読者や視聴者がアラハバキを実在の神として信仰する様に
なるという訳ではありませんし、それどころかフィクションで好きな様に
使われているのも、信仰の対象とはなっていないが故に、出鱈目に扱っても
問題とされる恐れがないからですので、実質的には神として扱われていない
という事、即ち、既に神ではなくなっているという事の証拠であるとすら
言えるのではないでしょうか?

 私には、現在においても他の地域で祭事が執り行われ続けてている
「蒼前様」の方が、神格という点ではずっとマシな様な気が致します。

 それに、もし仮に、フィクション作品に登場する事で知名度が上がり、それによって
神格も上がる事になるのであれば、誰か人間の協力者に「蒼前様」が活躍する
フィクション作品を作ってもらう事で、アオの神格を直接上げてしまうという事も
出来る筈です。

 つまり、LV3様がこの「神様セカンドライフ」を描き続ける事が、何よりもアオの
神格を上げる事に繋がっている訳です。



ありがとうございます!
ガツンとくる考察、きっちり読ませていただきました。

今回は作中の神格と現実の神格を掘り下げる記事で
行こうと思います。

の前に。
>読者や視聴者がアラハバキを実在の神として信仰する様に
なるという訳では


当然この方は分かっている方です。
が、いい機会ですので一応書いて置きます。

日本は色々な事があって宗教アレルギーです。
私が人間をほぼ登場させないのもこれが理由で
信じるもの、つまり信者。
これを登場させない事でアレルギーに触れない作りにしています。

そして、私のスタンスは「手を合わせろ」からはほど遠く
スピリチュアル的なものを極力排除しひどく現実的なロジック
で成り立っていて、「こういうものがあるよ」といった
紹介がメインです。

神道も土着信仰もメインの説から端っこまで様々な解釈が
存在します、そして支持されている説はあっても真実など
分かるわけがありません。

これに深く切り込むのは無理があります。
ですので「紹介」、興味のきっかけになってもらえたらな。
そんなスタンスです。


1902.jpg
>アオにアラハバキを重ね神格を得る
とありますが、アラハバキが謎の神とされていて正体や神としての性格も
不明という事は既に忘れ去られているという事であり、現代ではアラハバキを
信仰している人間などほぼ皆無なのですから、アラハバキの神格は既に
失われているのでは?


まずは作中で描くにはややこしい神格のお話を一席。

11話より、ヤエによる神格の分析その1。
2life1111.png

13話より、その2
2life1304.png

作中では知名度や現代での信仰、当事者(アオ)の今。
このくらいでOKです。


ここからは頭の中の話です。
こういった現実が元になってるよ、そんな感じで
お願いします。

・神格の内訳
信仰・信者・認知・恐れ・畏れ・噂・文化。
まだあるかな…
ようは神を形作るもの、すなわち神格。

そういったものと捉えています。

・信仰・信者
ほとんどの日本の神は減少傾向です。
祭りは?と思われるかもしれませんがあれを信仰や
信者由来のみで行われているとは考えにくいです。

・認知
作中、神話組の神格が高いのはこのおかげです。
古事記・日本書紀やweb。
つまり情報が拡散され認知されている状態です。

・恐れ・畏れ
暗闇や隙間に何かいる…妖系の神格(?)はこれ。
神社(神域)で悪さするなんて畏れ多い!…神系はこっち。
そういった事を気にする人間が母数で減少傾向。
減少する理由は科学の発展と迷信の否定です。

・噂
噂とは不確定な事柄を想像し話す行為です。
バチが当たったに違いない…そんな感じのものです。
こちらも減少傾向で理由は恐れ・畏れと同じです。

・文化
祭り、日本人としてむげに扱えないもの。
こちらは上昇傾向です。
ただし本殿や社つきの場合です。
アオの為に祭りが行われる事は多分無いです。


持論ですが神道と土着信仰は宗教を超え
文化に昇華したという線で話を作っています。

文化と宗教どちらが上か?
異論はあると思いますが文化が上だと思っています。
理由は宗教と文化、廃れにくく残りやすいのは文化。

そう思っています。

そして、信心を失いつつある現代社会でも神域を大事に
したりバチが当たりそうな事はしないという矛盾。


どこかで見た話ですが。

無信心ならそのお守りを切り裂け。

出来ない。

なら無信心ではない。

信心がなくても犯せないものは文化です。
脈々と続くものは信心と関係なくぞんざいに扱えません。
お守りとはそういった場所から授かったものです、一般的な
感覚があれば大事にするのが普通です。


内訳はこのくらいにしてアラハバキです。

信仰は失われている、その通りだと思います。
そして全ての日本の神も減少傾向です。


アラハバキの特異性は現代でもプロアマ問わず研究され
人を惹きつける面…
土着神では別格です。
そして研究や題材に上る、これは好きだからこそです。

例えるならアオです。
作中、蒼前様の扱いが悪いですが作者である私が
嫌いなものを研究し主役にするというのはありえません。

この一点でアラハバキは別格です。
研究という行為の底に流れる愛情や情熱、探究心…
それはとても一言で言えるものではありません。
そしてそれを支えるものが「謎」です。


>フィクションに持ち出される事で名前だけは多少は知られているかも
知れませんが、それはあくまで虚構の中のキャラクターというだけに
過ぎず


つまり不確定で異論を許す存在アラハバキ。
これは神話にもない特徴です、作中の神格でいうなら
アドバンテージとも取れます。

これを前述にあてはめるなら認知です、仰るとおりいろんなメディアに
登場します。
偽書からフィクション、そして各地に残るアラハバキの名残。
想像力を刺激する存在です。

>フィクションで好きな様に
使われているのも、信仰の対象とはなっていないが故に、出鱈目に扱っても
問題とされる恐れがないからですので、実質的には神として扱われていない
という事、即ち、既に神ではなくなっているという事の証拠であるとすら
言えるのではないでしょうか?


ここは神ってなにさ?に切り込まないといけない話。
ネタバレ抜きで話すのが難しいので置いておきます。

現実での持論は。
形は変わったが文化として愛される存在こそが
今を生きる神。
そんなんじゃないかなあっと思っています。


>現在においても他の地域で祭事が執り行われ続けてている
「蒼前様」の方が、神格という点ではずっとマシな様な気が致します。


チャグチャグ馬っこですね。

本殿の蒼前様なら仰るとおりですが、アオは分御霊。
多少神格にプラスされるとしても一地方の一年に一回の
お祭り(ごめんなさい)名前すら忘れられたアオには
無いも同然です。

それを言ったらミヨシも似たようなものですがアオとミヨシには
大きな違いがあります、主神と祭神。
本殿の規模(ミヨシ>アオ)
そしてご利益の差です。

ミヨシは力・勝負・破邪顕正。
形のない概念や意思の神、時代時代でありようは変わっても
無くなるものではありません。

アオは馬の守護神。
これは現世利益です、馬自体が生活の場から消えれば
それにともないアオは不要になります。

ついでに神話組は圧倒的な知名度、分御霊でも
祭神一覧に記されているだけで目を引く存在です。

シロは池の主神。
場所が特徴的なので村での認知が高く老婆の
ような(少ないですが)信者持ち。
ですがあくまで村近辺のみ、アオよりマシで
ミヨシには及ばない程度です。

稲荷は時代時代でご利益を変化させる万能型に加え
神話に負けない圧倒的知名度です。

2life0113.png
1話より稲荷によるアオの未来予想。


アオのモデルはうちの蒼前様(分御霊)です。
おそらく蒼前様を祀っていた事を知っている家族は
私だけです、そして村にもう一つ道祖神のような
蒼前様がありますが、これも年寄りや物好き(私)しか
正体を知りません。

本殿以外の蒼前様は残念ながらこんなもんです。
(廃れた理由に説得力があり、それでも立ち上がるアオ
に強いキャラクターを感じ主役にしました)


>もし仮に、フィクション作品に登場する事で知名度が上がり、それによって
神格も上がる事になるのであれば


そういった感じでOKです、まずは認知されること。
これが意外と難しい…宣伝・スキル・見栄えのする絵…
おっと話がそれました。

この一点だけでも神話組とアラハバキは段違いです。


>LV3様がこの「神様セカンドライフ」を描き続ける事が、何よりもアオの
神格を上げる事に繋がっている訳です。


ありがとうございます!
でも待てよ?
私が描いて神格が上がって…(や、ややこしい…)

ま、まあともかくありがとうございます!


なんともまとまりのない記事ですが(とっても)満足。

神と人がキャッキャウフフなマンガではもらえない
こういったコメントこそが私が本作を極めて現実に
忠実に描いていけている結果だと思います。


……
読み返してみるととんでもない長文。
感謝しつつ逃げるように記事を〆たいと思います。

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