カレンダーのお知らせとイラストとアイデアの技法
2017/10/28 20:21
今回はカレンダーのお知らせ…だけではあれなので
イラストの紹介とおまけを少し。
11月分のカレンダーが出来上がりましたのでよろしければ
持ってったってくださいませ

見っけたって感じ?

ID:5WN6K7H9AZ
期間は2017/11/4までですので
よろしければどうぞ~
次はいただいたネタイラストをご紹介。
いつもと違った雰囲気に!!
一番の見所は残酷な格差に見舞われたヤエの乳!
悲しい現実にほろりときます(笑いながら
玲子様、ありがとうございました~~~
続いてコメントから軽いおまけを。
>確かに!目的遂行の障害としてミヨシが存在する
キツネとパインの話は、概括的に同じ構造…
こういう話題、好き好き超好き。技法の解説とかすごく文学的。
ありがとうございます!
技法のお話がお好みでしたら、気づかれず終わったお話を一席。
の前に。
あくまでアマチュアのお話なので話し半分程度でお願いします。
今回は技法としてのアイデアの拝借についてお話します。
例えば、アオは悪魔の実を食べガムの能力を手に入れたとします。
これはワンピースのパクリです。


しかも、ガムの能力でハンターハンターもパクるあわせ技です。
当然こんなのは駄目です。
法的にも感情論的にもアウトです。
ですがほとんどのアイデアは古典から現代にかけほとんど
やりつくされています。
でも、創作なんてやるからにはあの映画のあの漫画の
あのドラマのシーンを描いてみたい!!
そう考えるのが自然です。
これは創作以外にも言えますが、なにかを起こすとき
(企画や起業なども)アイデアは借用するのがベストです。
なぜなら、誰も思いついていない新しいアイデアは
存在しないので考えるだけ損。
そういうのは天才にまかせておけばいいんです。
でもアオの例のように盗作はいけません。
そんなのはいずれバレるに決まっています。
色々な手法があると思いますが、私が得意なのは
要素を抜き出して縛った条件で話を構築することです。
アオの例で言うと。
悪魔の実→食うと能力が身につく物(要素)
これを軸に考えると。
アオは、死の象徴である「肉」を口にしたことで穢れの神になったが
肉の生前の能力を得ることになる。
このくらいやれば悪魔の実が元ネタだとは気づかれないと
思います。
要素は正しくなくても構いません、自分が気に入った要素であれば
OKです。
このように、表面をなぞらず元ネタの要素を抜き出して
取り入れればオリジナルになりえます。
前置きが長くなりました。
本作のアオ&シロvsキツネの戦いはそんな技法で
生み出したお話です。

5巻のバトル。
このバトルは私が好きな漫画の戦いを私なりに
再構成したものです。
これに入れた要素は
「能力の否定、肉体での勝利による意外性」です。
・ヒトツメvsキツネ
神通力vs神通力(能力バトルの印象付け)
・アオシロvsキツネ序盤
神通力vs神通力(布石)
・シロの牙での勝利
肉体での勝利
これ、元ネタがあります。
答えはコレ。
ジョジョを知らない方向けに簡単に説明すると、砂のスタンド使い(超能力でOK)
イギー(犬)と氷のスタンド使いペットショップ(鳥)。
お互いのスタンドで攻防を繰り広げるが一歩及ばすイギーはピンチに。
最後にイギーが繰り出したのはスタンドではなく
自身の牙だった。
そういう内容です。
スタンドvsスタンドが当たり前になっていたときに
スタンドではなく肉体で勝つ!
そんなイギーvsペットショップ戦が大好きなんです!
これ私も描きたいなあ…そう思って描いたのが
ヒトツメvsキツネからアオ&シロvsキツネ戦です。
まんまやん!
そう思われるのは当然ですが、それは説明されたからです。
ここまでやればまずわかりません。
(牙オチはジョジョファンならわかるかも)
こういうのは世の中の創作のほとんどに存在します。
技法として意識しているか、無意識かの違いはありますが
作り手目線で見ればいくらでも存在します。
当然ですが、パクリではありません。
普通は説明しませんが、アイデアのスライド技法の
紹介ということでお話してみました。
よくデザインが○○に似ている!
っと指摘され、怒る方がいますが私はなんとも思いません。
今まで言われたことですとパインは沙織お嬢様。
赤鬼は鉄郎あたりがそれです。
あ、ヒトツメが新妻エイジってのもありました。
全ての創作は再生産、それを自分というフィルターでどう
加工するかが大事。
なにも影響されずにここまで来たなんてありえない、どこかが
似るのは当たり前。
酷いことをした相手から予想外の愛情を向けられて涙を流す。
キツネとヒトツメのラストに元ネタはありませんが、思いついたということは
どこかで体験したか似たようなことがあったからだと私は考えます。
影響とはこういうことです。
そう考えているので、そりゃあ似るよね~くらいにしか思いませんし
アイデアは技法として意識しているのでなおさらです。
キツネ戦のような技法は予想以上に話数がかかったので
今はやっていませんが、細かい要素ならそこかしこに散りばめ
られています。
元ネタすら忘れたおぼろげなあの感動、あの意外性、あのロジック。
それらを再現してみたい。
あの創作を私も書いてみたい、私含め世の創作はそういったもので
あふれています。
そんなTRPG時代から愛用しているシナリオ構築法のお話でした。

イラストの紹介とおまけを少し。
11月分のカレンダーが出来上がりましたのでよろしければ
持ってったってくださいませ

見っけたって感じ?

ID:5WN6K7H9AZ
期間は2017/11/4までですので
よろしければどうぞ~
次はいただいたネタイラストをご紹介。
恋愛ゲーだとこんな感じになるのでしょうか。 pic.twitter.com/ZHN35lJ81l
— 玲子@終わったなら始めよう (@rinzu265) 2017年10月16日
いつもと違った雰囲気に!!
一番の見所は残酷な格差に見舞われたヤエの乳!
悲しい現実にほろりときます(笑いながら
玲子様、ありがとうございました~~~
続いてコメントから軽いおまけを。
>確かに!目的遂行の障害としてミヨシが存在する
キツネとパインの話は、概括的に同じ構造…
こういう話題、好き好き超好き。技法の解説とかすごく文学的。
ありがとうございます!
技法のお話がお好みでしたら、気づかれず終わったお話を一席。
の前に。
あくまでアマチュアのお話なので話し半分程度でお願いします。
今回は技法としてのアイデアの拝借についてお話します。
例えば、アオは悪魔の実を食べガムの能力を手に入れたとします。
これはワンピースのパクリです。
しかも、ガムの能力でハンターハンターもパクるあわせ技です。
当然こんなのは駄目です。
法的にも感情論的にもアウトです。
ですがほとんどのアイデアは古典から現代にかけほとんど
やりつくされています。
でも、創作なんてやるからにはあの映画のあの漫画の
あのドラマのシーンを描いてみたい!!
そう考えるのが自然です。
これは創作以外にも言えますが、なにかを起こすとき
(企画や起業なども)アイデアは借用するのがベストです。
なぜなら、誰も思いついていない新しいアイデアは
存在しないので考えるだけ損。
そういうのは天才にまかせておけばいいんです。
でもアオの例のように盗作はいけません。
そんなのはいずれバレるに決まっています。
色々な手法があると思いますが、私が得意なのは
要素を抜き出して縛った条件で話を構築することです。
アオの例で言うと。
悪魔の実→食うと能力が身につく物(要素)
これを軸に考えると。
アオは、死の象徴である「肉」を口にしたことで穢れの神になったが
肉の生前の能力を得ることになる。
このくらいやれば悪魔の実が元ネタだとは気づかれないと
思います。
要素は正しくなくても構いません、自分が気に入った要素であれば
OKです。
このように、表面をなぞらず元ネタの要素を抜き出して
取り入れればオリジナルになりえます。
前置きが長くなりました。
本作のアオ&シロvsキツネの戦いはそんな技法で
生み出したお話です。

5巻のバトル。
このバトルは私が好きな漫画の戦いを私なりに
再構成したものです。
これに入れた要素は
「能力の否定、肉体での勝利による意外性」です。
・ヒトツメvsキツネ
神通力vs神通力(能力バトルの印象付け)
・アオシロvsキツネ序盤
神通力vs神通力(布石)
・シロの牙での勝利
肉体での勝利
これ、元ネタがあります。
答えはコレ。
ジョジョを知らない方向けに簡単に説明すると、砂のスタンド使い(超能力でOK)
イギー(犬)と氷のスタンド使いペットショップ(鳥)。
お互いのスタンドで攻防を繰り広げるが一歩及ばすイギーはピンチに。
最後にイギーが繰り出したのはスタンドではなく
自身の牙だった。
そういう内容です。
スタンドvsスタンドが当たり前になっていたときに
スタンドではなく肉体で勝つ!
そんなイギーvsペットショップ戦が大好きなんです!
これ私も描きたいなあ…そう思って描いたのが
ヒトツメvsキツネからアオ&シロvsキツネ戦です。
まんまやん!
そう思われるのは当然ですが、それは説明されたからです。
ここまでやればまずわかりません。
(牙オチはジョジョファンならわかるかも)
こういうのは世の中の創作のほとんどに存在します。
技法として意識しているか、無意識かの違いはありますが
作り手目線で見ればいくらでも存在します。
当然ですが、パクリではありません。
普通は説明しませんが、アイデアのスライド技法の
紹介ということでお話してみました。
よくデザインが○○に似ている!
っと指摘され、怒る方がいますが私はなんとも思いません。
今まで言われたことですとパインは沙織お嬢様。
赤鬼は鉄郎あたりがそれです。
あ、ヒトツメが新妻エイジってのもありました。
全ての創作は再生産、それを自分というフィルターでどう
加工するかが大事。
なにも影響されずにここまで来たなんてありえない、どこかが
似るのは当たり前。
酷いことをした相手から予想外の愛情を向けられて涙を流す。
キツネとヒトツメのラストに元ネタはありませんが、思いついたということは
どこかで体験したか似たようなことがあったからだと私は考えます。
影響とはこういうことです。
そう考えているので、そりゃあ似るよね~くらいにしか思いませんし
アイデアは技法として意識しているのでなおさらです。
キツネ戦のような技法は予想以上に話数がかかったので
今はやっていませんが、細かい要素ならそこかしこに散りばめ
られています。
元ネタすら忘れたおぼろげなあの感動、あの意外性、あのロジック。
それらを再現してみたい。
あの創作を私も書いてみたい、私含め世の創作はそういったもので
あふれています。
そんなTRPG時代から愛用しているシナリオ構築法のお話でした。


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No title
ワンピースからは遠ざかりましたが,主人公が骨からその生前の能力を手に入れるB壱という漫画に近づいてしまった罠...!!
No title
夜中に窓辺に行くのが怖くなりました。
能力って何でもありのようで、一度設定すると
その範疇を逸脱できない部分がありますよね
(炎術士が氷を操るわけにはいかない、みたいな)。
なので能力バトルが膠着した時に、自由に動かせる肉体が
決め手となるのは理にかなっている気がします。
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