73話より、唐松神社と唐松様のパイン
2017/11/21 19:53
神様セカンドライフ 73話「神代の血統」よりブログ版
おまけです。
コメントはこちら。
>ググってみて、以前から焦っていた理由が多少わかりましたよ(フフ…
や~~~っと言える!!パインは唐松様!!
(地元では唐松大神より唐松講や唐松様のほうが馴染み深い)
ず~~っと我慢していたのでスッキリ!!
物部那加世から63代続くとされる、秋田でも有数の名家が
唐松神社の物部一族です。
※物部那加世(もののべなかよ)
蘇我馬子(そがのうまこ)と政争を繰り広げた物部守屋(もりや)の子。
6世紀の人物で同時代の人物に聖徳太子がいます。
政争に敗れた物部一族は全国に散り、出羽に移り住んだのが
那加世とされています。

唐松山天日宮(あまつひのみや)
アニミズム的魅力にあふれた全国的に類を見ない神社。
スッキリついでに、8章に入ってからの焦りポイントを
いくつか!
>ちょい若い氏子、ばっちゃ、会長らの後方にいるのは妊婦さんでしょうか。
祭祀に妊婦が参加できるか意見が分かれそうだけど(穢れの見解)、
あとは祭神によっても対応が違うのかな。
これにヒエッとしたのは

夫婦、カップル、独身男女。
>お祀りするときに妊婦さんがいたのも納得。
コメントの通り、妊婦さんが参加すべき祭祀。
つまり、妊婦さんと関わりがある神様という意味合いでした。
村に新しくお迎えした神様は、女性一代守神(女性の一生を守る神)
唐松様。
安産・子宝・子安・縁結びの神様です。

ミヨシの「今の時代に」は過疎化や少子化に対しての発言でした。
>そして最後の一ページ、パインの狂気にゾワゾワするとともに
赤鬼めっちゃ赤ちゃんみたいで可愛くてソワソワしてしまった…
8章では今まで避けていた表現、「母性」を前面に出しています。
そこを指摘されたのでヒエッみたいな。

子を抱く病んだ母のイメージ。
パインのデザインはママ的な母性をイメージしています。
ほんとはぽっちゃり巨乳にしたかったんですが、ぽっちゃりの
表現が予想以上に難しく断念。
今のデザインに落ち着きました。
>最後のページは絵だけを見れば懐いている人に抱きつく子どもの図で
ほっこり(?)しそうですが、薄ら文字が浮かぶパインと真っ白な赤鬼フキダシの
対比でゾクッと来ました(∩´﹏`∩)
これは薄ら文字の指摘にヒエッ。

ヤエのヲシテ文字は、はったりや画面効果で思兼神とは無関係。
言葉を巧みに操るとか賢いとかそういう意味合いであしらっています。

ですがパインの物部文字(描かれているのはアヒルクサ文字。手持ちフォントの
都合)は物部一族が代々受け継いだモノホン仕様。
>そりゃえげつない祟りくるわ。物部氏だもの(←藤原氏系列の偏見)。
この辺が関わってくるのですが、唐松様は伝承が膨大で小分けにすると
分かりにくいので、どこかでまとめたいと思います。
簡単に言うと、出羽の物部一族は太古から呪い(いい意味でのおまじない)
を使い地域に根ざしたシャーマン一族です。
ちなみに作中のここは物部文字です。

大事な部分なのでちゃんと見ながら描きました。

>ちょっと待って!今神社で小さい男子が逞しいお兄さんにお弁当渡して
お兄さんが「ありがとうな」とか言って男子の頭ポンポンしてて
思わずガッツポーズしたら隣のお姉さんと目が合って握手した話する?
これは嘘松ネタ、つまりおそ松さんにヒエッとしたみたいな。


>女一代 唐松大神
というパワーワード
あまりに気になったのでググってしまいました
結果、ケモ耳の六ツ子の画像が大量に…
ひらがまで検索したのが間違いだったか
コメントの通り、当時はおそ松さんブーム。
唐松=カラ松だったのでタイミングよすぎぃ!なんて思っていました。
>待望の謎解き回!パインは唐「松」大神のpineも掛けていたんですねー!
>唐『松』大神だからパインだったんですね〜
YES!
痛み+本来の名前からパイン。
そして唐松神社自体が「唐松林の唐松神社」「三韓征伐の韓服(からまつ)神社」と
ダブルミーニングのようなものなので踏襲してみました。
>パインだから、松の名前を冠するか、松の地域の女神とは
思いましたが、菊理姫とかは松でもないしとか思ってました。
この辺が唐松様のややこしいところ(お馴染み
唐松林に多少の由来はありますが、唐松様に松がまつわる
伝承があるかというとそうでもなく。
しっくりくるのは、唐松神社の神様だから唐松様。
名前からしてこのありさまで、土着神か記紀の神かすら
あやふや。
なに言ってんだ?と思われるかもしれませんが唐松神社の
祭神に唐松大神の名はありません。
ですが、地域には唐松講と唐松様は広まっていて唐松大神と
記されている場所も確かに存在する(これは次回

唐松様の末社、モデルの村では唐松講の神様として
女性に親しまれていた。
※講とは、同じ信心を持つ人の集会で、主に宗教行事を行う。
私が教えてもらった現代の唐松講は女性が定期的に集まって、飲み食い
するというもの。
おそらく、女性が男性抜きで羽を伸ばす類のものと思われ、男性優位の
時代に重宝したんだと思います。
(江戸~明治時代、謎の唐松講と噂されていたらしい)
女性の一生を守る神ですのでつじつまは合いますが、それって講なのかと
いまだに思っています。
ですがそれ以上のことは教えてもらえなかったので、そう解釈しています。
(唐松様がらみはこんなんばっか)
ちょっとあんた、まだ名前しか出ていないのに語りすぎじゃね?
っと思われるかもしれませんが、今書いたことのほとんどは本編に
登場しません。
三吉霊神、思兼神、天目一箇神、蒼前様、稲荷。
今まで紹介した神様とは伝承も記録も桁違いなんです。
まともに全て紹介すると、漫画の体裁を保てなくなること
間違いなしです。
なんで唐松信仰がここまで膨大なのかというと
>金精様で喜んでたら物部氏か!
楽しくなってきた!!!古来日本の姿を想像しながら読むと血が騒ぐ
これ!
秋田物部氏が所蔵する古文書群「物部文書」の存在が
唐松信仰と絡み合い膨大な伝承につながるわけです。
一般的に物部文書は偽書と呼ばれています。
ですが果たしてそうなのでしょうか?
偽書とは何か、物部一族とは何か。
天孫ニギハヤヒと天孫ニニギ、唐松と記紀の神。
なんで唐松様がらみはこんなにはっきりしないことだらけなのか。

オリジナル唐松大神と人神アツタネと共に、本作の唐松様のパインを
フォーカスしていけたらなと思います。

ややこしい話のなかで光る馬

ネタはたっぷりあるのでお付き合いいただけたら嬉しいです。
せっかちな方はこちらを読んじゃうのもアリです。
アラハバキと違い、唐松大神の名に強い引きはありません。
ですが、唐松大神の背後に控える物部氏・ニギハヤヒ・シャーマニズムは
決して劣ることの無い魅力的な伝承です。(しかも実在している!
その一端を表現できるよう、頑張りますのでお付き合いいただけら
嬉しいです。
次はこちらから。

>見えるやつ欲しいと思ってたんスよ。
ありがとうございます!
こちらこそご利用ありがとうございます!
私は絵が弱いので、デザインで補強する方針で描いていますが
代行先用に別バージョンを試したところ、絵を前面にってのも
アリだな…と思って。
結局、別バージョンは流れたので少し変え、使っていただけたら
なあと思い公開してみました。
>紫のイメージが....と思って見比べてみると....
背景色にそろえるとこうなるんですね。
最近、色のあて方がわかってきた(た、たぶん)のでビビットな
色でバチッと塗ってみました。(はっきりした原色が好み!
自分で言うのも変ですが、9巻はカチッと決まったと
思っているので近いうちにお披露目します~~!
以上、唐松神社とちょっとイケズなおまけでした~(ごめんね

おまけです。
コメントはこちら。
>ググってみて、以前から焦っていた理由が多少わかりましたよ(フフ…
や~~~っと言える!!パインは唐松様!!
(地元では唐松大神より唐松講や唐松様のほうが馴染み深い)
ず~~っと我慢していたのでスッキリ!!
パインの磐座はこれを参考にしました pic.twitter.com/V5F1bHnKXM
— LV3@秋田推し (@osLV3) 2017年11月17日
物部那加世から63代続くとされる、秋田でも有数の名家が
唐松神社の物部一族です。
※物部那加世(もののべなかよ)
蘇我馬子(そがのうまこ)と政争を繰り広げた物部守屋(もりや)の子。
6世紀の人物で同時代の人物に聖徳太子がいます。
政争に敗れた物部一族は全国に散り、出羽に移り住んだのが
那加世とされています。

唐松山天日宮(あまつひのみや)
アニミズム的魅力にあふれた全国的に類を見ない神社。
スッキリついでに、8章に入ってからの焦りポイントを
いくつか!
>ちょい若い氏子、ばっちゃ、会長らの後方にいるのは妊婦さんでしょうか。
祭祀に妊婦が参加できるか意見が分かれそうだけど(穢れの見解)、
あとは祭神によっても対応が違うのかな。
これにヒエッとしたのは

夫婦、カップル、独身男女。
>お祀りするときに妊婦さんがいたのも納得。
コメントの通り、妊婦さんが参加すべき祭祀。
つまり、妊婦さんと関わりがある神様という意味合いでした。
村に新しくお迎えした神様は、女性一代守神(女性の一生を守る神)
唐松様。
安産・子宝・子安・縁結びの神様です。

ミヨシの「今の時代に」は過疎化や少子化に対しての発言でした。
>そして最後の一ページ、パインの狂気にゾワゾワするとともに
赤鬼めっちゃ赤ちゃんみたいで可愛くてソワソワしてしまった…
8章では今まで避けていた表現、「母性」を前面に出しています。
そこを指摘されたのでヒエッみたいな。

子を抱く病んだ母のイメージ。
パインのデザインはママ的な母性をイメージしています。
ほんとはぽっちゃり巨乳にしたかったんですが、ぽっちゃりの
表現が予想以上に難しく断念。
今のデザインに落ち着きました。
>最後のページは絵だけを見れば懐いている人に抱きつく子どもの図で
ほっこり(?)しそうですが、薄ら文字が浮かぶパインと真っ白な赤鬼フキダシの
対比でゾクッと来ました(∩´﹏`∩)
これは薄ら文字の指摘にヒエッ。

ヤエのヲシテ文字は、はったりや画面効果で思兼神とは無関係。
言葉を巧みに操るとか賢いとかそういう意味合いであしらっています。

ですがパインの物部文字(描かれているのはアヒルクサ文字。手持ちフォントの
都合)は物部一族が代々受け継いだモノホン仕様。
>そりゃえげつない祟りくるわ。物部氏だもの(←藤原氏系列の偏見)。
この辺が関わってくるのですが、唐松様は伝承が膨大で小分けにすると
分かりにくいので、どこかでまとめたいと思います。
簡単に言うと、出羽の物部一族は太古から呪い(いい意味でのおまじない)
を使い地域に根ざしたシャーマン一族です。
ちなみに作中のここは物部文字です。

大事な部分なのでちゃんと見ながら描きました。

>ちょっと待って!今神社で小さい男子が逞しいお兄さんにお弁当渡して
お兄さんが「ありがとうな」とか言って男子の頭ポンポンしてて
思わずガッツポーズしたら隣のお姉さんと目が合って握手した話する?
これは嘘松ネタ、つまりおそ松さんにヒエッとしたみたいな。
>女一代 唐松大神
というパワーワード
あまりに気になったのでググってしまいました
結果、ケモ耳の六ツ子の画像が大量に…
ひらがまで検索したのが間違いだったか
コメントの通り、当時はおそ松さんブーム。
唐松=カラ松だったのでタイミングよすぎぃ!なんて思っていました。
>待望の謎解き回!パインは唐「松」大神のpineも掛けていたんですねー!
>唐『松』大神だからパインだったんですね〜
YES!
痛み+本来の名前からパイン。
そして唐松神社自体が「唐松林の唐松神社」「三韓征伐の韓服(からまつ)神社」と
ダブルミーニングのようなものなので踏襲してみました。
>パインだから、松の名前を冠するか、松の地域の女神とは
思いましたが、菊理姫とかは松でもないしとか思ってました。
この辺が唐松様のややこしいところ(お馴染み
唐松林に多少の由来はありますが、唐松様に松がまつわる
伝承があるかというとそうでもなく。
しっくりくるのは、唐松神社の神様だから唐松様。
名前からしてこのありさまで、土着神か記紀の神かすら
あやふや。
なに言ってんだ?と思われるかもしれませんが唐松神社の
祭神に唐松大神の名はありません。
ですが、地域には唐松講と唐松様は広まっていて唐松大神と
記されている場所も確かに存在する(これは次回

唐松様の末社、モデルの村では唐松講の神様として
女性に親しまれていた。
※講とは、同じ信心を持つ人の集会で、主に宗教行事を行う。
私が教えてもらった現代の唐松講は女性が定期的に集まって、飲み食い
するというもの。
おそらく、女性が男性抜きで羽を伸ばす類のものと思われ、男性優位の
時代に重宝したんだと思います。
(江戸~明治時代、謎の唐松講と噂されていたらしい)
女性の一生を守る神ですのでつじつまは合いますが、それって講なのかと
いまだに思っています。
ですがそれ以上のことは教えてもらえなかったので、そう解釈しています。
(唐松様がらみはこんなんばっか)
ちょっとあんた、まだ名前しか出ていないのに語りすぎじゃね?
っと思われるかもしれませんが、今書いたことのほとんどは本編に
登場しません。
三吉霊神、思兼神、天目一箇神、蒼前様、稲荷。
今まで紹介した神様とは伝承も記録も桁違いなんです。
まともに全て紹介すると、漫画の体裁を保てなくなること
間違いなしです。
なんで唐松信仰がここまで膨大なのかというと
>金精様で喜んでたら物部氏か!
楽しくなってきた!!!古来日本の姿を想像しながら読むと血が騒ぐ
これ!
秋田物部氏が所蔵する古文書群「物部文書」の存在が
唐松信仰と絡み合い膨大な伝承につながるわけです。
一般的に物部文書は偽書と呼ばれています。
ですが果たしてそうなのでしょうか?
偽書とは何か、物部一族とは何か。
天孫ニギハヤヒと天孫ニニギ、唐松と記紀の神。
なんで唐松様がらみはこんなにはっきりしないことだらけなのか。

オリジナル唐松大神と人神アツタネと共に、本作の唐松様のパインを
フォーカスしていけたらなと思います。

ややこしい話のなかで光る馬

ネタはたっぷりあるのでお付き合いいただけたら嬉しいです。
せっかちな方はこちらを読んじゃうのもアリです。
アラハバキと違い、唐松大神の名に強い引きはありません。
ですが、唐松大神の背後に控える物部氏・ニギハヤヒ・シャーマニズムは
決して劣ることの無い魅力的な伝承です。(しかも実在している!
その一端を表現できるよう、頑張りますのでお付き合いいただけら
嬉しいです。
次はこちらから。

>見えるやつ欲しいと思ってたんスよ。
ありがとうございます!
こちらこそご利用ありがとうございます!
私は絵が弱いので、デザインで補強する方針で描いていますが
代行先用に別バージョンを試したところ、絵を前面にってのも
アリだな…と思って。
結局、別バージョンは流れたので少し変え、使っていただけたら
なあと思い公開してみました。
>紫のイメージが....と思って見比べてみると....
背景色にそろえるとこうなるんですね。
最近、色のあて方がわかってきた(た、たぶん)のでビビットな
色でバチッと塗ってみました。(はっきりした原色が好み!
自分で言うのも変ですが、9巻はカチッと決まったと
思っているので近いうちにお披露目します~~!
以上、唐松神社とちょっとイケズなおまけでした~(ごめんね


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No title
No title
歴史に疎い自分には、この神様と物部氏とのつながりがわかりませんが、作品やコメントで解説されるのをゆっくり待ちます。
失礼ながら秋田はおろか関東より北は馴染みがなく、ただでさえ三吉霊神だけでも新鮮なのにシャーマンキング物部氏なんてまた新しい謎を降りかけられたらもう
パインと聞いたらパイナップルしか思いつかなかったけれど、木材でパイン材ってありますもんね
あれ松だったのか
みなさん"パイン=松"ってご存知ですごいなぁ
と感心すると同時に、おおかみおとなカラ松を検索したフレンズが他にもいて、ちょっと嬉しい
これで金精様も世界観クラッシャー以外の本筋の重要神仏だったりしたら…
話は逸れますが唐松大神でGoogle先生に頼んだら画像検索の1発目にこちらの記事のお社が出てきて「( 'ω')ファッ!?」となりました←
No title
唐松神社の神様だから唐松大神
でも、調べた際、御祭神は複数の神様がお祀りされてると表記ありましたけど
一括りに通称していいものなんですかね?
むしろ、そうしたご利益が先行し、唐松神社の神様という概念が本体として浸透してるんでしょうか。
例えば具体的な個人ではなく、◯◯病院は腕がいいとかみたいな。
しかし、神道はその時々の歴史や人の思惑が絡んでるからややこしいですね。
むしろ、神として祀ると言う目的以前に
その土地に馴染んだ(神道)やり方を利用して建立された聖域、或いはシンボル・石碑、或いは墓所的な意味も含まれるのかなと思いました。
一神教の方が一致団結しやすいのがわかる気がします。
No title
うーん、自分の想像力、なんか乏しい....orz
(神前なので、また普通の女子会とも違ってきそうですが)