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リニューアル・ジャンプルーキー!編(投稿者のweb漫画投稿サイトレビュー)

2018/05/12  12:06
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編集履歴
(2018/5/29)
収益サービスに関するリスクについてまとめました。
AdMobを登録する前に、リンク先の後半だけでも構いませんので一読くださるようお願いします。
ジャンプルーキー!規約とアドセンスについて



今回は『少年ジャンプルーキー』からリニューアルした『ジャンプルーキー!』の
広告部分について大きく割いた記事になります。


ブログスクショ編集188


リニューアルに合わせ、アプリもリリース。




投稿・管理・作家登録などはリニューアル前と同様ですので
変更部分に重点を置きます。
(→少年ジャンプルーキーレビュー


ジャンプルーキー!(以降ルーキー)の最大の変更部分は
主に2点。



オールジャンル投稿可


旧ルーキーは、どちらかというとプロ志向の作家が集まるサイトでしたが
大きく方針を転換し、非プロ志向をはじめどんなジャンルも受け付ける
総合的な投稿サイトへ変わりました。

看板も『少年ジャンプルーキー』より『ジャンプルーキー!』に変更。
以前は、少女マンガや恋愛といった『少年』ジャンプ的ではない作品も
投稿は出来ましたが、読者層的に受けがイマイチでしたしジャンル選択
自体がありませんでした。

リニューアル後はジャンルに女性・少女が増え、どんな作品でも受け付ける
姿勢を明確にし、以前の囲い込みのやや強めな姿勢から外部サイトや
SNSなどのURLが登録できるようになりました。

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『隣』は完全な女性向け作品。


ブログスクショ編集189
ルーキーの理念はこちら。
(→【第35回】投稿マンガアプリ「ジャンプルーキー!」をリリースしました。



広告収益の還元


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アプリ版に搭載された広告機能。


昨今、違法サイト問題が騒がれていますがそれに対する策の一つ(多分)
として、投稿作品から収益が発生するようになりました。

一見、素晴らしいことのように見えますがルーキー側が謳い文句にしている
広告収益を100%還元』にはカラクリがあり、それに対し作家側が
身につけなくてはならない知識も膨大ですのでその辺を砕いてお話します。


広告収益100%還元の意味


作品から収益というと、漫画図書館Zニコニコ静画アルファポリスなどが
ありますが、ルーキーの収益システムは別物です。

近い物は漫画図書館Z。
ルーキーもPV(この場合、広告の表示回数)と広告クリックから収益が発生するタイプです。

ただし、漫画図書館Zはサイト管理者が広告配信を管理し
収益をプールしたのち作家に還元。
(→漫画図書館Zレビュー

ルーキーは、サイト管理者がタッチせず投稿作家自身がAdMobプログラムに登録し
直接収益を受け取る方式。
これが100%還元のカラクリです。
(→ルーキーの広告設定ヘルプ

つまり、ルーキーのアプリ内の広告枠を作家に提供する方式ですので
収益の受け取りから規約までAdMobに依存することになります。


AdMob
聞きなれない方も多いと思いますので簡単に説明します。

AdMobとは、googleのサービスの一つでスマホアプリ内に広告を配信し
収益を得ることが出来るシステムです。

同様のサービスにgoogleAdSenseがあり、AdMobの規約とAdSenseはほぼ同じ。
収益の受領や認証などはAdSenseと共用です。

googleAdSense
サイトに広告を設置し、収益を得られるサービス。
当サイトで表示される広告のほとんどはgoogleAdSenseからの配信です。

ですので、作品の規約はルーキーですが、収益部分の規約はAdMobになります。


これはちょっと厄介です。

AdMobとはgoogleAdSenseのアプリ版のような物。
AdSenseは禁止事項がとても多く、一般的な漫画表現と思っていても
引っかかる可能性があります。
(私自身手がけている創作も、AdSenseを導入したさいに規約にのっとった
修正をしました。
AdSenseコンテンツポリシーの詳細


なおかつ、AdSense(AdMob)利用者がやってはならないことも多数あります。

知らずにやりそうなことを予想すると。


・自分で広告をクリックしてはいけない。
・ユーザーに広告クリックを呼びかけてはいけない。
・AdSense(AdMob)管理画面の収益率など細かい数字の
スクリーンショットの公開。



これらの禁止事項に触れると、アカウントが停止されます。

もちろん、ルーキーは場を貸しているだけ。
googleに対して働きかけることはないと思います。


AdSenseの世界は魔窟です。
悪意あるAdSense狩りなども横行していますが、AdMobに関しては
AdSense狩りのやりようが無い(仕組み上)ので若干平和です。

表現や利用者のモラルなど、きっちり守っていればAdMobアカウント停止に
発展することは稀だと思うので、規約を熟読のうえ利用されるのがいいかと
思います。

なお、作品の表現基準をAdMob規約に合わせなければいけないかは
予想です。
なにぶんアプリの広告枠を貸すなんて聞いたことが無いので、AdSenseだとしたら
停止になる可能性が高いくらいに考えてください。


AdMobの手続きとその後の流れ


ブログスクショ編集190
※AdMob(AdSense)の具体的な数字の公開は規約違反になるので
伏せます。


AdMob登録に関しては、星の数ほどハウトゥーサイトがありますので
他に譲ります

登録自体はそこまで難しくないので頑張ってみてください。


あ、一点だけつまづいたので書いておきます。

もしルーキー側の広告ユニットIDの設定でつまづいている場合
Chromeで設定してみてください。
(Firefoxで設定しエラーを返されましたがChromeに変えたら通った)



むしろ、その後『登録・設定完了から収益受け取りまで』の方が気になるかと
思いますのでそちらについてお話します。




登録・設定完了から収益受け取りまで


ブログスクショ編集191
(進捗バーが表示されていますが、支払い基準額は利用者が
設定できるので不明)

なお、AdMobとAdSenseを同一に語っていますが以下のように
AdSenseのシステムに準拠しているのでほぼ同じという解釈で
進めます。

ブログスクショ編集192
AdSenseの支払い管理画面、伏せてある数字は同じ。


ブログスクショ編集193
AdSenseのレポート画面。
AdMobもAdSenseで管理されている。


まずは、広告収入が1000円に達した段階でPINの設定が
出来るようになります。

PINとは本人確認のようなもので、利用者の住所宛にPINコードが
記載された手紙が2~4週間以内に届きます。

なお、届かない場合は約4週間後再送を3回まで申請できます。

これでも届かないときは、google宛に本人確認書類画像を申請する
フォームが使えるようになります。
(私はなぜか届かなくて、これで登録しました)


支払い基準額達成までの間、銀行口座も登録します。
(なお、最低基準額は8000円)

口座を登録すると、本人確認用のデポジットがgoogleより入金され
入金額を登録することにより口座が使えるようになります。

ブログスクショ編集194
『グ-グル(ド』がデポジット、この額を登録する。

あとは、設定した基準額まで待つだけです。


以上が収益の流れです。




まとめ


以上でわかるように、ルーキーは場を貸しているだけで収益には
タッチしておらずgoogleに一任している状態です。

広告収益100%還元とは、googleと作家個人が提携すると
言い換えてOKです。


前例が無いわけではありませんが(『ミラクリエ』は作者のgoogleAdSense広告を
設置できる)大手出版社が自前のアプリの広告枠を開放するというのは聞いた
ことがありません。

以前、猛威を振るった違法サイト問題へのジャンプなりのアプローチになるかは
わかりませんが、大手がやるというのは意味があることだと思います。


なお、最後の最後に嫌なことを書きますが、AdSenseの経験上ルーキー一本で
支払い基準額まで持っていくのはかなり厳しいと予想します。

よくて年数回というのが私の読みです。


ただし、現在ルーキーでは新規投稿が爆発的に増えています。

これは投稿サイトの勢力図が変わることを意味しています。

投稿サイトというのは、投稿作家の作品や宣伝にかなりの部分を
依存しています。

そうなると、作家への旨味を示した改革が各サイトで必要になります。

基本、後発でなにかを打ち出す場合以前のもの(この場合ルーキー)より
刺激的な策でなければ見向きもされません。


ルーキーのおこした『作家ファースト』という改革により、AdMobやAdSenseが
登録できる投稿サイトが増え、コンスタントな収益化が可能になる…?。


そんな未来への起爆剤となった『ジャンプルーキー!』を当サイトは
強くお薦めします。



以上、ほぼAdSenseの説明のような気がする『ジャンプルーキー!』の
ご紹介でした~~~。



→レビュー一覧




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