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ジャンプルーキー!規約とアドセンスについて(投稿者のweb漫画投稿サイトレビュー)

2018/05/28  18:33
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今回は『ジャンプルーキー!』界隈をのぞいてみたら、様々な問題でざわついていましたのでわかる範囲で掘り下げてみたいと思います。

主に、ルーキーでの禁止行為とAdMobの利用上の注意を取り上げます。



ルーキーでの禁止行為


公開されている利用ガイドラインはこちら


ほとんどは、他の投稿サイトや一般的な表現規制を守っていれば引っかかることはありません。

一つ取り上げるとすれば。


営利目的の利用

営利や宣伝、商用を目的とした広告・勧誘その他の行為
求人行為
その他、当社が営利目的での利用と判断した行為

                 ジャンプルーキー!利用ガイドラインより。




ルーキーの規約で営利目的とみなされるラインはこれです。

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他の販売サイトへの誘導や宣伝。


ためしに作品と一緒に投稿したら公開停止になったので間違いないです。


なお、広告を使ったサイトへの誘導は営利目的にはなりません。
これはルーキーがどうではなく、フリー素材など商用行為に関してラインを引いているものも含め広告付きサイトを営利とみなさないのが一般的です。

そもそも一枚も広告が貼られていないサイトは稀です。
それが、AdSense・Amazonアフィリエイト・無料サービスだから表示されるものであれ広告は広告です、ルーキーで外部サイトやSNSを登録できる以上商用行為にはあたりませんし、これが商用行為だとしたらAdMobがある以上投稿自体が商用行為です。




AdMobの心構え


ルーキーはリニューアルにあたり、アプリ版ジャンプルーキーをリリースしました。



ルーキーの売りの一つ『広告収益』とは、このアプリの広告枠を作家に提供するという意味です。


現在、ルーキーに投稿した作家さんがアカウント停止になるケースが多発していますので、それについてお話します。


まず最初に知っていただきたいのが、AdMob=googleAdSenseです。
そしてルーキー経由だと非常に簡単にAdSenseと契約できますが、本来はAdSenseと契約するだけで数ヶ月かかるなんてザラです。

あれで簡単とか~~っと思われるかもしれませんが、まともに契約するとなると有料ドメイン・有益なコンテンツの審査・AdSenseポリシーを遵守しているかなどとんでもない手間がかかることなんです。

ですのでAdSenseと契約する方は、審査に通るよう資格試験でも受けるような心持ちでのぞみますが、ルーキーはその辺のことをリンク先を一読の上程度で一切説明していません。


この認識の差が停止騒ぎの根っこにあると思います。


以上を踏まえAdSense(AdMobとほぼ同義なので以降AdSenseで表記します)。



AdSenseとは違い、アプリ内のみの広告なので厳守することは以下の3点です。


・自分で広告をクリックしてはいけない。
実はそこまで厳しく判定されません、誤クリック程度の軽微な物でしたら大丈夫(何度も繰り返した場合はアウト)。
ただし、収益上は無効なクリックとして扱われますので広告料は入りません。


・ユーザーに広告クリックを呼びかけてはいけない。
高確率で一発アウト。
気持ちはわかりますが、AdSenseは他の広告サービスと違いクリックのみで収益が発生する上位のサービスですのでこれを許すと大赤字になります。
(AdSense以外の広告サービスは、クリックした広告から一定期間内に成約まで行かないと収益にはならないところがほとんどです)


・AdSense(AdMob)管理画面の収益率など細かい数字のスクリーンショットの公開。
これは守秘義務違反に相当するのでアウト。
この手のサービスで、実際のクリック率や成約数を広告主に公開する(広告主が閲覧できる状態にする)のは手の内を晒すことと同義です。



AdMobでの表現上の規約


ジャンプルーキーは『ジャンプ』の看板が示すとおり『漫画』の表現には寛容です。賛否が分かれるものなら掲載するのがジャンプなんだと思います。

ですがAdSenseことgoogleは違います、漫画だからといって特別扱いはしません。


そこでAdSenseのNGコンテンツから関連がありそうなものを紹介します。
(ルーキーの場合コンテンツは投稿作品になります)

※これらの解釈は私がAdSense界隈を見て判断しただけですので、安全を保障するものではありません。
各個人読み解いたうえでの運用をお願いします。



(→実際のAdSenseプログラムポリシー)



・ポルノ、アダルト、成人向けのコンテンツ

明らかに18禁のものはアウト。
水着や漫画的サービスシーンなどはグレーです。
必要な表現の場合、修正を施すなど工夫したほうが安全だと思います。


・ご自身や他者を脅したり、危害を加えるよう促したりしているコンテンツ
・個人または個人で構成される集団を中傷、威嚇、攻撃しているコンテンツ
・人種、民族、宗教、障害、年齢、国籍、従軍経験、性的指向、性別、性同一性など、組織的な人種差別や疎外に結び付く特性に基づいて、個人または集団の排斥を促したり、差別を助長したり、誹謗したりしているコンテンツ


ルーキーでも禁止されています。


・過度に下品な言葉使い

創作上のセリフと発信者の言葉を同一に扱うとは思いがたいのでOKだと…思います?


・ハッキングやクラッキングに関するコンテンツ
・違法な薬物や麻薬関連製品に関するコンテンツ
・絶滅危惧種から作られた製品を宣伝、販売、広告するコンテンツ


それをテーマにした作品の場合、該当するかは正直微妙です。
ですが、弁明の機会すらない一発停止はないと思います。


・その他の違法なコンテンツ、違法行為を助長するコンテンツ、他者の法的権利を侵害するコンテンツ

ルーキーでも禁止されています。
なお、投稿作品で法的権利の侵害があるとすれば著作権がらみだと思います。
(素材がらみならいくらか説明できますので興味のある方はコチラ


以上です。
あまり参考にならない…と思われるかもしれませんが、AdSenseはこういったことを個人個人が考えながら運用していくものですのでご容赦ください。



AdSense狩り


AdSenseには対象のAdSenseを停止に追い込む『AdSense狩り』という行為があります。

主な方法は2つ

・ポリシー違反をしているサイトへの広告の貼り付け。

対象のサイトからAdSenseコードをコピーし違反サイトへ貼り通報する手口です。

これはAdSenseを使うサイトを認証することで回避できますし、AdMobはコードを抜く方法が無い(はず)なので気にしなくていいと思います。


・広告の不正クリック

こっちは厄介です。
対象の広告を大量にクリックし停止に追い込む手口なんですが、大量がどのくらいを差すのかわかりませんし、もしファンが応援のため何度も押したことも入るとすればお手上げです(いいジャンボタンのそばなのでありそう…)。

AdSenseの管理画面にクリック率というレポートがありますので、異常な数値が出た場合無効なクリックの疑いがあるとして報告するしかないのが現状です。


無効なクリックの報告フォームはこちら。


ただこれも問題があり、クリック率がいくつなら異常なのかがわかりません。

私も皆様と同じく創作を発信していますので一例として紹介しますが、当サイトのクリック率平均は0.4%です(ルーキー含まず)。

ですが、創作のような『見終わった時点でコンテンツが完結する』ものではなく、クリックを誘発する。
たとえば、疑問や悩みを提起する、『そのコンテンツでは結論が出ないタイプの記事』などはその後の広告によりクリック率が上がります。

こういったことを意識しているサイトだと、クリック率2%もありえますのでどのラインが正常な数値かはわかりません。


しかもルーキーは、未だ例が無い形態のアプリなのでなおさらです。




まとめ


見もふたも無い言い方をすると、AdMobを利用せず様子を見るです。

そんなこと言われても…と感じると思いますので根拠を説明します。


・最低基準額のハードル。

投稿サイトというのは、よほどの話題作で無い限り3日もすればPVが止まります。
この条件で最低基準額まで持っていくのは非常に困難です、よくて年数回が限度だと思います。

AdSense経験者ならほとんどの方が、足しにするならまだしも広告一箇所だけで最低基準額は無謀と結論付けるはずです。


・AdSenseの価値

現状、広告収入の中でAdSenseを越えるものはありません。
こんなことでアカウント停止になるのはあまりにももったいないです。

AdSenseは契約自体が難しく、再契約は輪をかけて難しいサービス。しかもAdMobの停止はAdSenseとyoutubeの広告収益サービスもセットで停止されるはずです。

一般的なアカウント凍結と比べ段違いに重く、自身の創作でなにかしらのマネタイズをしようと考えたとき必ず後悔します。
(AdMobの解除は広告ユニットを削除すればOK)


・AdSense再登録のハードル

親兄弟、友人知人で別住所の別口座、もしくは会社でも立ち上げない限り出来ない仕様になっています。


・ルーキーとgoogle

集英社は大企業ですがgoogleはその何倍も大企業です。
アカウント停止などでルーキーが働きかけたり、googleが便宜を図ることは無いと思います。

あくまでルーキーは広告枠を貸しているだけ、利用者の救済が出来るような立場ではありません。


・AdSense停止の申し立て

本来は、停止になってもgoogleへ申し立てをし復帰することが可能です。

申し立てで重要なのが、状況の把握・今後の対策です。

これには、毎日のアクセス数やクリック率のデータが必要なんですが、データを握っているルーキーに問い合わせても一切協力してくれません(停止された方より教えていただきました)。

必然、誤クリックや応援の意味だと思うのでこれから気をつけますくらいしか申し立てようがなく、これで停止が解除されることはまずありません。

もしかしたら、ルーキーの非協力的なスタンスと安易なAdMobへの呼びかけを説明し、自分で管理できない広告はやるべきではないのでAdMob広告を削除しましたと申し立てればなんとかなるような気もしますが、こんなリスクを背負うくらいなら最初からやらない方がいいとも感じます。



以上が様子を見た方がいい理由です。
(私自身、余計なリスクは勘弁なのでAdMobを解除しています)


ルーキーの打ち出した収益還元は非常に革命的でこれからの希望になりえますが、人柱になることはありません。
今は様子を見て、他の投稿サービスが追随するなどAdSenseを使えるところが増えるまで様子を見るほうがいいような気がします。


もちろん反論も異論もあるとは思いますが、私は個人が自前でマネタイズし思い思いに創作を発信する世の中こそが『漫画文化』だと思っていますので広告もマネタイズもドンドンやるべきだし、結果として作品の寿命が延び読者も作家もwin-winになるという考えで発信しています。
(そしてその先に、アマなのに食える人が出てきたり、プロで大変な思いをされている方が個人発信で食べていける未来があると信じています)


ただし、AdSenseを使うならいつまであるかも分からず規約一発で仕様が変わる投稿サイトではなく、自分がコントロールできるサイトを立ち上げ導入したうえでルーキーも使うのが一番だと考えています。
(詳しくはファンと作家のための創作を長く続ける方法・序


あまり希望の無い締めになりましたが、ルーキーが打ち出した広告収益の還元は素晴らしいものだと思います。
これによりどう創作界隈が変化していくのか?


私はその変化が楽しみでなりません。



(2018/10/20)
ジャンプルーキーの広告収入とカラクリについて書きました。


→レビュー一覧



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