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19話より一区切りついて思うこと

2015/07/27  06:30
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19話よりブログ版おまけです。

いただいたコメントより。

>いいですね、こういう関係……(神様だけど)
これを読んでふと今までの話を思い出しました。
締めのエピソードにあたり当時を振り返ってみたいと思います。

手と会話の練習漫画(写植ってなにさ時代)
07.jpg

バトル練習漫画(トーンとかわけわからん時代)
020.jpg

上の練習漫画を描き終えた後、自分の身近な土着神を題材にした漫画を描こうと思って
設定を考えてまず気付いたのが、神様漫画のセオリーでした。

一言で言えば「人間と神様が出会っててんやわんや」でしょうか、これは言い換えれば妖怪でもモンスターでも
よく「人間と非日常の住人が出会っててんやわんや」「異世界押しかけモノ」です。
これなら難しい設定もいらず掛け合いに重点を置く作りができ、しかも人気のジャンルです。

しかし私が描きたいのは「現代」「土着信仰」「神道」でした。
「分祀」「分御霊」「磐座」「神懸り」「祝詞」などなど表現したいけど説明なしでは
まるで伝わらないものばかりです。
そもそも「人間と神様が出会っててんやわんや」の例ではそれが神様であればよく、その神様が
分御霊かどうかは問題になりません。
重視すべきは愛されるキャラクターかどうかだけです。

悩んだ末、人気ジャンルなのにセオリーを無視する方向で行くことにしました。
そのせいで序盤から今までとにかく説明が多い漫画になるはめに。

>いいですね、こういう関係……(神様だけど)
で思ったのは、いままでないがしろにしていた「キャラクター」達です。
ここは押さえておきたい、これは早いうちに説明するべきなど色々あって「キャラクター」を削って
きました。
19話の頃は、書き溜めが増えて時間に余裕があったころなのでページ数も多い=キャラクターに割ける
コマが多いわけです。

私は神社を巡ったり、民俗学的な視点で神様を調べたりするのが好きです。
そういったことが好きな方に「おっ!」っと思ってもらえるように、また特に興味の無かった人に
「土着信仰って面白そう」と思ってもらえるような漫画を目指しています。
今までは、駆け足で説明口調でしたが、これからは「愛すべきキャラクター」も描いていきたいと
思います。

そんなわけで区切りもいいし漫画表現とはまた別の一枚絵勝負
登場人物紹介」(いまさら?)を始めました。
腕試しと仕切りなおしの企画ですが読んでいただけたら嬉しいです。


>こっちの前衛に立つアラハバキ
ギブアーーーーップ、暫く考えたけどわからなかったよ…。

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