あちこちより、もう一つの三湖伝説とcssとの戦い。
2019/10/12 19:18
今回はあちこちからのおまけになります。
まずは「三湖伝説に隠された、南祖坊・八郎太郎・辰子姫の変遷と龍の足跡。」こちら。
>どうも白蛇伝がチラついちゃうんですよねえ。
三湖伝説が南祖坊・八郎・辰子の話を合体させたものであれば
別に中国との影響関係はないはずですけど、
まあぼんやり比較するだけでも面白い気がします。
人間の考えることなんてそこまで変わるものでもないですし、当時の最先端と言えば大陸なので似てるのも仕方ない?
>三湖伝説の不思議なのは、こんだけ人口に膾炙してるのに、文献化して底本になるのが見当たらないのよね、観測範囲狭いからかもしれないけど、もうちょい残っても良さそうなのに。
十和田信仰がらみと考えると確かに狭いんですがそれにしてもね。
南祖坊が三国伝記で八郎太郎が派生した創作。
先ほどの白蛇伝のお話の流れに似ていますしそういうものなのかも。
>十和田湖の歴史で、火山噴火が951年だと書いてありました。平将門とか渡辺綱の時代ですかね。
この時の地層の白い火砕流台地は,青森県十和田市や秋田県鹿角市などにみられるみたいですから、このときの大地への畏敬が伝説の大元なんでしょうね。
ところがどっこい!(本題
ご指摘の通り、火山の火砕流=八郎太郎の大元となると話が違います。

土砂崩れは蛇が起こすと考えられていた。
こうなると、八郎太郎は南祖坊以前から存在していたことになり、コメントの引用元の記事で書いた本地物の敵役で生み出された説は間違いということになります。
三国伝記は15世紀、十和田湖噴火は10世紀。
十和田信仰が語り継がれ三国伝記にまとめられたことも考えられますが、十和田信仰の大元たる十和田湖が噴火している以上、十和田信仰は噴火以後と考えるのが自然だと思います。
10世紀ごろの東北は文献にほとんど残っていないので、この辺のことは謎だらけ。
十和田噴火は、地層の調査や遺跡から起こったことが確定していますが、詳細となるとまあわからない。

十和田湖噴火の土石流により壊滅した平安時代の集落跡、秋田県北秋田市の胡桃館(くるみだて)遺跡。
この遺跡からは歴史で言うところのエミシ(蝦夷)、本作で言うところの化外と大和の共生を匂わせる木簡が出土しているため、当時の東北を知るうえで貴重な資料とされています(通称日本のポンペイ)。


この辺はもう少し本編が進んでからキッチリまとめようと思います。
>対して山岳信仰の代表として南祖坊は呼ばれた、鉄のわらじと南祖という名称が、祈祷集団なのか復興への足がかりをした集団の表れだったのかと想像します。
記録に残るくらいですから大規模な山岳信仰集団で製鉄技術を持っていた独特の集団だったのかもしれません。
ロマン!
言われてみれば、当時の製鉄って山肌に露出した鉱石から鉱脈を探すって聞いたことある!
鉄の草鞋ってなんやねん?
なんて思っていたけれど、なるほど言われてみればその線は大いにあり得る~~~~!!!
だいたい、秋田物部氏にも大和の進んだ技術を使い製鉄で成り上がったなんて説もあるくらいだし、山が本拠地のような修験者と鉄が結びついてもおかしくない!
やっべ!
めっちゃ滾る!!
こうなってくると、山とタタラ場に現れたもののけ姫のジコ坊が南祖坊に見えてくるから面白い!
話があっちゃこっちゃいって大変分かりづらいのでここまで~
>八郎も辰子姫も喉が熱くていつまでも川の水、池の水を飲むという伝承ですから、その背景には火山噴火や火砕流が含まれているのかもしれませんね。
それな!(戻って来た
田沢湖は噴出物が発見されていないため裏付けがないのですが、周囲の環境から見て火山湖で間違いないのではと言われている湖!
さらに加えると、八郎太郎が追い払われた一ノ目潟もまた火山湖!
つまり(キリが無いので割愛
>八郎潟も八頭の一つが流れ着いてはみ出したというなら、伝承は東北の火山の歴史かも・・・・とか思いを馳せました。
それな!(2回目
…ホント話題が楽しすぎてキリが無いのであとでまとめます~~~~
怖っ!!


ラストはコチラ「104話より、ミサキをまとうマタギと辰子姫のイラストをいただきました」。
>この間、仕事で小学校に出入りする事がありました。ある教室からこんな歌が聞こえてきました。
はしれー八郎はしれー八郎
浜さ向かってぐんぐん走れ
以下略
うん?八郎?と思って先生に質問してみたら、やっぱり八郎太郎のお話でした。
関東の学校なのですが、なぜ八郎太郎なのかというと現行の教科書(どの教科かは聞きそびれた)に載ってるらしいです。
>関東では斉藤隆介さんの「八郎」「三コ」が有名なんですよね。
どちらも滝平二郎さんの魅力的な画の絵本です。
たしかその歌も、その絵本の海に沈んだ大男の八郎さん。
歌でお芝居になってて、学習発表会とかの演目になってるんです。
さすが司書!


たぶんこれ
秋田の学校では取り上げていないのに(たしか)関東とは…。
テーマとは関係ありませんが、コメント欄をリニューアルしたら会話が増えたのホント嬉しい…。
コミュニティを作り上げるのが悲願なのでもっと活発にな~~~れ~~~~~
あ。
そうそうもう一つ。
今更な話ですが、コメントを引用するとき不思議な枠で囲われていますがこういうことです。

タタラ(アナログ人間)には難しい!
キチンとコードを書くといい感じに表示されるんですが、スキル不足でまだ不格好。
ですが不格好なりにCSSで囲っておくと、整えたときに全箇所直るのでとりあえず使っています。
今はアフロみたいな謎囲いですが、理想どうりにできることだけはわかっていますので気長にお待ちいただけたら~
以上、CSSとの戦歴は3戦3敗なおまけ記事でした~~~~
まずは「三湖伝説に隠された、南祖坊・八郎太郎・辰子姫の変遷と龍の足跡。」こちら。
>どうも白蛇伝がチラついちゃうんですよねえ。
三湖伝説が南祖坊・八郎・辰子の話を合体させたものであれば
別に中国との影響関係はないはずですけど、
まあぼんやり比較するだけでも面白い気がします。
初めは白蛇の妖怪が白衣の美しい女性に化けて、淫慾を満たしその心肝を食うために若い男性を攫う、という素朴な民間説話が物語の大きな枠組みであった。それが時代とともに発展・変化しながらいろいろな挿話が付加・削除され、最終的には人類の男性と白蛇の化身である女性との恋愛物語(異類婚姻譚)となる。
人間の考えることなんてそこまで変わるものでもないですし、当時の最先端と言えば大陸なので似てるのも仕方ない?
>三湖伝説の不思議なのは、こんだけ人口に膾炙してるのに、文献化して底本になるのが見当たらないのよね、観測範囲狭いからかもしれないけど、もうちょい残っても良さそうなのに。
十和田信仰がらみと考えると確かに狭いんですがそれにしてもね。
南祖坊が三国伝記で八郎太郎が派生した創作。
先ほどの白蛇伝のお話の流れに似ていますしそういうものなのかも。
>十和田湖の歴史で、火山噴火が951年だと書いてありました。平将門とか渡辺綱の時代ですかね。
この時の地層の白い火砕流台地は,青森県十和田市や秋田県鹿角市などにみられるみたいですから、このときの大地への畏敬が伝説の大元なんでしょうね。
ところがどっこい!(本題
ご指摘の通り、火山の火砕流=八郎太郎の大元となると話が違います。

土砂崩れは蛇が起こすと考えられていた。
こうなると、八郎太郎は南祖坊以前から存在していたことになり、コメントの引用元の記事で書いた本地物の敵役で生み出された説は間違いということになります。
三国伝記は15世紀、十和田湖噴火は10世紀。
十和田信仰が語り継がれ三国伝記にまとめられたことも考えられますが、十和田信仰の大元たる十和田湖が噴火している以上、十和田信仰は噴火以後と考えるのが自然だと思います。
10世紀ごろの東北は文献にほとんど残っていないので、この辺のことは謎だらけ。
十和田噴火は、地層の調査や遺跡から起こったことが確定していますが、詳細となるとまあわからない。

十和田湖噴火の土石流により壊滅した平安時代の集落跡、秋田県北秋田市の胡桃館(くるみだて)遺跡。
この遺跡からは歴史で言うところのエミシ(蝦夷)、本作で言うところの化外と大和の共生を匂わせる木簡が出土しているため、当時の東北を知るうえで貴重な資料とされています(通称日本のポンペイ)。
この辺はもう少し本編が進んでからキッチリまとめようと思います。
>対して山岳信仰の代表として南祖坊は呼ばれた、鉄のわらじと南祖という名称が、祈祷集団なのか復興への足がかりをした集団の表れだったのかと想像します。
記録に残るくらいですから大規模な山岳信仰集団で製鉄技術を持っていた独特の集団だったのかもしれません。
ロマン!
言われてみれば、当時の製鉄って山肌に露出した鉱石から鉱脈を探すって聞いたことある!
鉄の草鞋ってなんやねん?
なんて思っていたけれど、なるほど言われてみればその線は大いにあり得る~~~~!!!
だいたい、秋田物部氏にも大和の進んだ技術を使い製鉄で成り上がったなんて説もあるくらいだし、山が本拠地のような修験者と鉄が結びついてもおかしくない!
やっべ!
めっちゃ滾る!!
こうなってくると、山とタタラ場に現れたもののけ姫のジコ坊が南祖坊に見えてくるから面白い!
話があっちゃこっちゃいって大変分かりづらいのでここまで~
>八郎も辰子姫も喉が熱くていつまでも川の水、池の水を飲むという伝承ですから、その背景には火山噴火や火砕流が含まれているのかもしれませんね。
それな!(戻って来た
田沢湖は噴出物が発見されていないため裏付けがないのですが、周囲の環境から見て火山湖で間違いないのではと言われている湖!
さらに加えると、八郎太郎が追い払われた一ノ目潟もまた火山湖!
つまり(キリが無いので割愛
>八郎潟も八頭の一つが流れ着いてはみ出したというなら、伝承は東北の火山の歴史かも・・・・とか思いを馳せました。
それな!(2回目
…ホント話題が楽しすぎてキリが無いのであとでまとめます~~~~
怖っ!!
ラストはコチラ「104話より、ミサキをまとうマタギと辰子姫のイラストをいただきました」。
>この間、仕事で小学校に出入りする事がありました。ある教室からこんな歌が聞こえてきました。
はしれー八郎はしれー八郎
浜さ向かってぐんぐん走れ
以下略
うん?八郎?と思って先生に質問してみたら、やっぱり八郎太郎のお話でした。
関東の学校なのですが、なぜ八郎太郎なのかというと現行の教科書(どの教科かは聞きそびれた)に載ってるらしいです。
>関東では斉藤隆介さんの「八郎」「三コ」が有名なんですよね。
どちらも滝平二郎さんの魅力的な画の絵本です。
たしかその歌も、その絵本の海に沈んだ大男の八郎さん。
歌でお芝居になってて、学習発表会とかの演目になってるんです。
さすが司書!
たぶんこれ
秋田の学校では取り上げていないのに(たしか)関東とは…。
テーマとは関係ありませんが、コメント欄をリニューアルしたら会話が増えたのホント嬉しい…。
コミュニティを作り上げるのが悲願なのでもっと活発にな~~~れ~~~~~
あ。
そうそうもう一つ。
今更な話ですが、コメントを引用するとき不思議な枠で囲われていますがこういうことです。

タタラ(アナログ人間)には難しい!
キチンとコードを書くといい感じに表示されるんですが、スキル不足でまだ不格好。
ですが不格好なりにCSSで囲っておくと、整えたときに全箇所直るのでとりあえず使っています。
今はアフロみたいな謎囲いですが、理想どうりにできることだけはわかっていますので気長にお待ちいただけたら~
以上、CSSとの戦歴は3戦3敗なおまけ記事でした~~~~
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それ
それです。
斉藤さんの「八郎」は、昔、小学校四年生の教科書に載っていたこともあり、創作ではなく秋田のお話だと思ってる人は多いのですよね。
斉藤さんの八郎も三コもイメージはダイダラボッチで、人のために身を投げ出す心優しい大男。
先日、「三コ」を確認しに行って、本当の名は三吉か三太かわからない、みたいな文とオイダラ山に、変な笑いが出そうになってた元司書でした。