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ファンコミュニティを作り創作を長続きさせる方法

2020/02/29  17:03
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今回は、ファンコミュニティを作るメリットと具体的な方法をあげていきます。






ファンコミュニティとはなにか


ファンコミュニティ(以降ファンコミュ)とは、あなたを中心にしたコミュニティのことです。
SNSのフォロワーや、ユーチューバーの登録者数(またはメンバーシップ)、サロンとサロンメンバーのようなものだと思ってください。


ファンコミュは、友達グループと違い、あなたを頂点にピラミッド型にファンが分布しているイメージです。

sagyou031.png
私で例えるならこう。
当サイトに通ってくれる人>リアクションをしてくれる人>金銭を払ってくれる人≧一緒に汗をかいてくれる人。
だいたいこんな感じでしょうか?


王のように振る舞えともとれる図ですが、そういう意味ではありません。
自分でこうなるように努力することが大前提なので、ある意味ではリーダーですが権力者とはほど遠いです。



ファンコミュニティの今と昔


ネット以前は、大メディアに取り上げられることがファンコミュが生まれる大前提でした。

大メディアとはテレビや雑誌。
イチローにSMAP、ファンコミュはスターにだけ許された特権でしたが、ネットの普及により可処分時間の取り合いによる分断が進み大きな変化が起こります。

それがファンコミュの乱立です。


西野亮廣によるオンラインサロン、中田敦彦によるYouTube大学のような大きなファンコミュ以外にも、登録者数1万クラスのユーチューバーや有名作家の有料ファンボックスまでファンコミュが乱立しました。

これらの発信者に共通しているのは、それなりの収入と安定した発信。
なにより気持ちに余裕があり楽しそうだということです。


つまり、今の時代の創作はライバルと競うことではなくファンを囲うこと。
自分だけのファンコミュを持ち活動することが、安定して長続きする一番の方法です。

小さなコミュニティのリーダーで大丈夫。
ネットがある限りこの形態は不変であると断言できます。



この先イチローやSMAPのような大スターは生まれません。
なぜなら、国民の大多数が視聴するメディアの影響力は消え、各々のスターを見る時代に入ったからです。

創作に身を置くあなたも誰かのスターになる。
ようはこういうことです。



ファンコミュニティのメリット


マンガ界隈寄りですが、ファンコミュの恩恵から目立つものを紹介します。


固定読者によるモチベーションの獲得


最新話や、なにかしらの情報を発信すると真っ先に読んでくれる読者がつきます。

こういった読者は、比較的行動がアクティブです。
コメント、拡散、レビューなど、きっとあなたのモチベーションを上げる行動をしてくれます。


販売物の実売数


なにかを販売したときに、初速でどのぐらい売れるのか。
値段や内容で揺れはありますが、おおよその見当は付きます。

そういった読者が100人いれば100部。
1000人なら1000部。

なお、大川〇法がベストセラー作家なのはたぶんこれが理由です。
妄想ですが、1万部刷ってもらって全部買い取れば1万部売った作家。
それを熱烈な1万人の信者に売る…みたいな話。
実際そういう商売を引き受ける印刷業者もいるとかいないとか。


協力者の獲得


マンガを例にすると、SNSで見かけた写真を貸してもらうなど、作画資料の協力。
さらには、現地へ行ってもらって資料を撮ってきてもらうこともできます。

そんなことが可能かというともちろん可能。
というか、実際に貸してもらったこともありますし、遠方の資料撮りへ行ってもらったこともあります(感謝!!!

nilife1180.jpg
私が販売している電子書籍より。
院内銀山は秋田県県南部、秩父神社は埼玉県。どちらも遠方。
権利表記の書き方は郷土本を書いた経験のある逆木さんに教えてもらいました。



さらにいえば、当サイトで紹介している、フリー素材Kindle目次エディターepubメイカーStrawMan Templatelaymicビューワーの協力者は読者です。
記事でたびたび登場する、エンジニアもテスターも読者です。

なお、あなたがファンコミュを作るうえで重要なのは、協力者が現れるかどうかがすべてだと思います。

個人で成長するのは限界があります。
そういったとき、手を差し伸べてくれる人がいるかいないかで明暗が分かれます。



ファンコミュの作り方


頭に入れておくことが多いので項目別に解説します。


集合場所の作成


必ず必要なのが、ここに来れば全部あるとわかる集合場所、ホームページです。

おそらくこの記事を読んでいるのは、マンガ界隈の方が多いと思うのでYouTubeはパス。
マンガを読ませるプラットフォームとしてみると動画は厳しいです。

SNSは遡ることが難しい刹那的なメディアなため、メインではなくHPを持ったうえで活用するのが望ましいです。


この場合のHPは
・ユーザーにとって楽しい場
・分かりやすく回遊しやすい
・賑わいがある
・作家と近い

こういった場が求められます。


なお、StrawMan Templateはファンコミュ作成を設計思想に組み込んでいますのでオススメです(PR



読者との距離感


基本的に読者との距離感は、近いほうがいいです。
後述しますが、作家同士より読者と距離を詰めるほうが重要かもしれません。

例外は、pixivFANBOXのような支援をメインにした運営方針。
支払額に差がある以上、適切な距離感がないと読者間で不満が生まれます。



作家の立ち位置


あなたは絶対的なリーダーであることを崩してはいけません。

読者はあなたの創作物に集まってきたんです。
あなた以外の人を過度に持ち上げたり、特定の人物を平等に扱うと読者は戸惑います。

当サイトで言うと、エンジニアとテスターを敢えて名前で呼ばないのはこれが理由です。
クレジットなど重要な部分以外で、持ち上げられても読み手が戸惑うだけです。


もちろんこの立場はホームページだけです。
SNSのような平場でリーダー風に振る舞うのは大間違い。

ある場ではリーダー、別の場ではファン。

sagyou032.png
リーダーでもあるけれど、テスターとプログラマのファンでもある。


あなたの城限定で、城主のように振る舞うことが重要です。



目標や考えを明確にする


あなたは何をやりたい人なのか?

こういった内容を発信していないと、いつまでたっても読者はただの傍観者です。


スポーツのサポーターを思い出してください。
彼らは何を応援しているのか?

勝ち負けか?成長か?感動か?


答えは人により違います。
ですが、なにかを共有している状態なのはご理解いただけると思います。


なんでもいいので想いを発信してファンと共有してください。
それが出来ればより強いつながりが生まれます。


なお、これを上手く活用しているのが西野亮廣氏のオンラインサロンです。

彼は実現が極めて困難な夢を掲げます。
しかも定期的に。

あれは、本人がやりたいことなのも本音でしょうが、目標をドンと立て一緒に走る道を示すためにやっています。



不得意なことを公開する


出来ないことや苦手なことを話してください。

あなたの読者はあなたに協力したくても、なにを求めているかがわかりません。
もっといえば、助けて欲しいのかもわかりません。

ですので出来ないことや苦手なことは話してください。


たとえば、私は自分のコミュを持つ作家ですが、HPの外では誰かのファンの一員でもあります。
もし、応援している作家がStrawMan TemplateでHPを作りたいけどよくわかんないと言っていたら、喜んで声をかけ作ります。

具体的には、絶対やらなければいけない作業のチュートリアル2までやります(これ以降はカスタム箇所が多岐に渡るため難しい…)。

どうせ30分もあれば完成する程度の作業量です。
応援している作家や、使ってもらえればメリットが大きいと判断した作家ならいくらでもやります。


広告風なStrawMan Templateリンク!


同じように、HPを作ったり運営したことがある人なら、StrawMan Templateでチュートリアル2までなら楽勝と判断するはずです。
ですが、あなたが声を上げないと協力者は現れません。

StrawMan Templateに限らず全部そう。
求めている、困っているのかがわからない。

もっと言えば話しかけても大丈夫な人なのか?

これがわからない以上傍観する他ないのです。



協力者を売る


手伝ってくれてありがと~~~、じゃ~ね~~

これでは先がありません。
メリットを返すことは重要です。

ですが、金銭で報いることが出来る作家は少数派だと思います。

ですので売り続けること。
具体的には、被リンクで相手の価値を上げたり、協力者本人や協力者の成果物を推し続け恩は返していきましょう。


私を例にすると、電子書籍の作成で悩む人にはEPUBメイカーを。
HPを持ちたい人にはStrawMan Template。
作成済みのHPで漫画をよりよく公開したい方にはlaymicビューワーを。

あ!
人外絵師ならいい人紹介するよ!


など、推す人やサービスは決まっています。

人外絵師はともかくとして、ツールやサービスは漫画界隈の人なら必ず入れて欲しい機能を意見していますので、恩抜きでも最高の一品だと確信しています。




読者を侮らない


人は皆何かしらの専門家というのが私の持論です。

学園ものを描く作家にとって学生は専門家といえますし、ジェンダーを描くなら違う性だけで専門家といえます。
もちろん、誰から見てもわかりやすい専門家もたくさんいます。

ようは、自分にとって有用不要はあっても、専門性を持ち合わせていない人はいないということです。


専門家をスキルと考えると、作家というのは一つのスキルをすでに持っている人です。
しかも、そのスキルは細部の習熟度は違ってもあなたと同じスキルです。

共感や同じ界隈の世間話なら作家同士の交流は有効ですが、すでにスキルツリーが一つ埋まった者同士。


個人的な意見になりますが、読者との交流こそ得られるものが多いと考えています。
なぜなら全てのスキルツリーが未知だから。


知らないことを知るのは楽しい。未知は宝。
そういう視点で読者との付き合いを考えてみるのはどうでしょうか。

同業者としか話さないのはもったいないと思いますよ。



リーダーは苦手


向いていない、苦手だとしてもあなたのホームページのリーダーはあなた以外ありえません。

ときには厄介な読者も来ますし、わけのわからんコードに悩まされる日もきっと来ます。
当然ながら、間違った判断もするでしょう。


ですが、今まで解説したように、気楽に話せる関係が作れていれば誰かが意見してくれます。

指摘しにくい誤字や作画ミスから、記事の内容の間違いや判断ミスまで遠慮なくコメントが来るはずです。



頼りないリーダーを支えるというのもこれはこれで魅力的な関わり方です。

放っておけないリーダ-を目指し頑張ってください。




まとめ


私が立ち上げたサイトはお世辞にも、いや、はたから見てもあばら家を無理やり柱で支えるようなプログラムで運営されていました。

当時は、コメントをいただけた喜びだけで交流していまいたが、サイトを見かねたのか話しかけても大丈夫な人と思ったのか、数人のプログラマがサイト運営に技術的なアドバイスをくれるようになりました。


電子書籍がうまく作れないとこぼしていると、アプリ開発者がKindleとEPUBの作成ツールを開発し提供、ここの作画の資料が欲しいけど時間が無くて撮りに行けないと話していると、手持ちの写真を提供していただいた上に、関東で他に欲しいのあるならついでに行ってこようかとお声がけいただきました。


こうした繋がりは、フリー素材コーナーやStrawMan Templateとlaymicビューワーへとつながっていき、これから先も何かあれば話ぐらいは聞いてくれる仲間が出来ました。


ファンコミュニティとは単なる作家と読者の繋がりではありません。

利益ややる気以上の、未来を生むコミュニティです。



これを読む皆様もまた、創作を軸に活動する同士だと思います。

あなたのファンコミュニティから生まれるもの。


楽しみにしています。



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