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郷土史作りとフィールドワークは楽しいね①

2021/03/27  16:30
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今回は、村のフィールドワークのお話です。



去年の秋、町内会長に村の郷土史作ろうぜと声を掛けられました。


それは、ちゃんと学を修めた人が先頭に立ってやるべきで、アマチュアが適当にやるのはどうのこうのとごねていたら、郷土史といってもハードカバーで図書館に並ぶようなものではなく、郷土史よろしく村の出来事をまとめたものを作りたいという話で、それぐらいならと引き受けました。

とはいっても賛同した人が数名しかおらず、うやむやになって終わる可能性が大なのでそこまでガツガツやらんでもと思っていましたが、なんにもやらないのは体面上よろしくないので、日常の合間を見て手を付け始めました。


以上が前提で、私に与えられたミッションは、村の成立年月日の特定です。

棟札などの神社の記録、墓碑、うちの村の事に触れている郷土史。
これらをまとめ、わかりやすく編集すればOKと考えていましたが、神セカなんて書くぐらいなのでこの手の調査は大好物。

学を修めた先生が先頭に立ってやるべき。どうせやるなら史料として耐えうるものにすべき
という考えは変わりませんが、やっぱりほんとは楽しいです。


私の内心はともかく、年代でしたら棟札と郷土史にまとめてある検地帳の年代を書き出せばOK。
元々、大きな村の一部ぐらいの記録しかない村なのでこれ以上は無理。

無理なんですが、実際の棟札を見ると年代以上に色々なことが記されているのが分かります。


クリック(タップ)でビッグサイズ
棟札01_翻訳 - コピー
100%自信がある部分を書き出しましたが、意味を理解せず単語を書き出しても無意味と思い途中でやめた棟札。

年代を知るだけならこれで十分なんですが、内容を読めた方が。理解できた方が面白いなと気づいてしまいました。

上記の棟札だって、読めないなりに無理から読んでいけば疑問点や共通点、当時の肝煎りや地頭など日付以上の情報が(読めないけど)伝わってきます。


他にも、新築の際の寄進の記録
本社新築寄進覚_縦横比輝度修正翻訳 - コピー
これは大体読める


ということは、書式が似ているこれも同じようなものだと当たりがつきます
20 - コピー
くずし字。てんで読めないけど、書式がほぼ同じなのでなんとかなりそう。
それ以前に、これを撮ったとき明かりを持っていかなかったので写りが悪すぎ。要撮り直し。



まだ大したことはしていませんが、数日取り組んだだけで様々な疑問や気づきが得られたので今後も続けていきます。

なにより、この手のモノの読み方を知っておけば、神社巡りで得られる情報がより多くなることと、(うちの村の神社限定ですが)神社の中を好き放題あさっていい権利が心地いいです。



なんでこんな、どう反応していいかわからない話をしたかというと、こういうの調べる時役に立つ知恵やサイトや本、なんならなんて書いてあるかを教えてもらえたらなあと。


棟札の作成年の上に


って書くのなに?100年前も同じの描いてるけどどういう意図?


なして干支書くとき
 壬

みたいにずらすの?ソートずれてて気持ち悪いっしょ?


もうなんて読んだらいいか、聞いたらいいかすらわからないこれ
スクリーンショット 2021-03-25 160949
どういう意味?意図?質問の仕方すらようわからん!



などなどなど、内容以外にも気になることが盛りだくさん。


棟札とかスラスラ読める系秋田県民になるために皆様のお力をお貸しいただければ~~~~~


以上、いつものじゃないおまけでした~~~


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コメント

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- 2021/03/27 21:33

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名も無きハタハタ 2021/03/27 21:37

この手のフィールドワークは、書き手としても何か得るものがあるのではないでしょうか。
良い経験だと思って、挑戦して行ってください。
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名も無きハタハタ 2021/03/28 10:47

おめでとう!
秋田LV3は 歴史好きから アマチュア歴史家に 進化した!
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玲子 2021/03/29 12:43

ツイッターで書きましたが、こちらにも記入しておきますね。
「〒」は漢字の「于」です。
「于時」と書いて「時に」と読みます。現在、というような意味。
時代劇のナレーションで「時に元禄3年〇月△日〜」という表現を聞いたことがあるでしょう。あれです。
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玲子 2021/03/29 12:55

あと十干干支の記入方法。これは憶測なので違うかもですが、
日本語って、10㌢とか10㌔、10㌧。という表記方法があります。
お祝いの花についてる人の名前とか、〇〇さんだと、最後に1文字枠に2文字「さん」になったりしてますよね。それじゃないかなって思います。
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名も無きハタハタ 2021/03/29 21:05

最後の写真のってたぶん種子という仏様とかを現す梵字の一種ではないかと思われます。
なので、祀られている方がわかるとそこから類推出来そうです。

昔梵字に少しはまって市立図書館の閲覧専用書架でハードカバーの大きな本を眺めた記憶が蘇りました。(結局読めるとこまで深入りしませんでしたが)

蔵書検索してみた記憶だと、梵字大鑑という書名だったような・・・・

今、「梵字 種子 検索」で検索したら「古文書なび」や「形から引く梵字字典」というサイトなどがちょっと面白そうです。
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こらしょ! 2021/04/05 09:09

皆様が賢こ過ぎて眩しい…

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