126話より、シロペロと犬の心情と物語の着地
2023/03/22 20:25
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126話「シロは笑う」⑥よりHP版おまけです。
コメントはこちら

>犬神シロさんてば、サダロクっちの姿でそれをやっては色々アレなので、犬の姿になって再チャレンジしようぜ。わんわん。
>あらあらまあまあ😋
>タタラもシロもマタギも楽しそうで何よりです。
犬って、なんか顔を舐めてきますよねー
中年にペロられるとかヒロイン枠と受け取られがちなシロなのでブーイングが出るかなあなんて思っていましたが好評なようで一安心。。。
なんたってこのシーン、マタギ編で書きたかったカットの一つ、シロペロカット!
どんな鈍感な人でもマタギが変わったことを絵でお伝えできる重要なシーンなので嬉しいです。
このカット、ギャグのつもりもありますがそれ以外にもありまして、なんというかマタギは今までの敵とは違います。
サダムネ、タタラ、カミソリ狐は明確に勝利とわかるシーンがありますが、マタギは別。
なんならダブルノックアウトにも見えます。

与次郎を出したのは勝ったと教える意味もあり
しかも、タタラと同じく倒してよかったね!で終われないのが犬神シロ。
でも、マタギが饒舌になるのはなんか違う。
マタギが話すときは必要に迫られ仕方なくか、命令されたから話す、これが基本。
だってマタギは犬。
意味もなくベラベラ話すのは=無駄吠えする訓練されていない犬
こいつみたいな犬
無口なのも、言われたことしかやらないのも、ピンチや昂ったときしか話さないのも、人間のガワをかぶった一流の猟犬という意図でここまで描いてきたキャラがぶれます。
そこで変化を見せるために考えたのが、足寄せ・抱っこ・お手・シロの言うことに答えるなんですが、そういった裏を読むような読解力がなくても疑いようのないインパクトがあるものを考えた結果がシロペロでした。
そもそもマタギは特殊なキャラで、残忍な悪党だったカミソリ狐やヤカラ系の猿、悪になると覚悟を決めたタタラなら倒すことに意味がありますが、マタギとは制御が効かなくなった怨霊犬。
善悪でくくれないしパインの手先感もない。
なんでしょう、災害に近いなにか。
まさしく行逢神。
ある意味で荒ぶる神、見るなの神という、原始的な土着信仰の神の姿なのかもしれません。
今までのニヤリ顔でない、不器用ながら良い笑顔。
しかもタタラだって最近まで結構ダウナーだったし、対立してた者同士で笑い合えているのが尊いし、この状況まで持ってきたシロやばいなっていう。
タタラはまあまあ時間をかけて話数をかけての相互理解でしたが、マタギは結構急展開。
これ、犬や猫に詳しい方がいたら解説して欲しいんですが、犬猫って散々いがみ合ってたのにいきなり仲良くなったりします。
昔、猫を飼っていた頃、一頭だけでは寂しかろうと二頭に増やしたんですがシャーシャー威嚇し合い失敗した!と思い家を空け帰ってくると、何事もなかったように二頭仲良くお出迎え。
その時は、順位付けや接し方に折り合いがついのかなと考えましたが、あれは結局なんだったのだろうと今でも思います。
さておき、犬にはそういう特性があることは知っていたのでマタギの中で折り合いがつけば敵対行動はなくなる。
というのがマタギ戦の肝になっています。
シロの何に惹かれたのかを話すマタギではないでしょうしそれでも一番は佐多六なマタギですが、きっとなにか折り合いがついたに違いない。
そう受け取っていただけたら嬉しいです。
あと、犬好きの方補足お願いします。
>いかにも怪しい二つの人影だけど、三吉鬼はともかくパインが敵地まで出張るとは考えにくいからなぁ…
>笑えるようになったマタギだけど、与次郎と同じく上辺だけなのかな?
どうさねえ、、、(言いたい
さておき、長かった12章「叉鬼は笑う」も次回の更新で終わりです。
終わりよければすべてよし。
それまでの粗がチャラになるのが物語のいいところ。
3月24日(金)
長かったシロの物語はこれで終わりです。
上手く着地を決められるのか。
皆さんの目で確かめていただけたら幸いです。
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126話「シロは笑う」⑥
神様セカンドライフ 126話「シロは笑う」
>犬神シロさんてば、サダロクっちの姿でそれをやっては色々アレなので、犬の姿になって再チャレンジしようぜ。わんわん。
>あらあらまあまあ😋
>タタラもシロもマタギも楽しそうで何よりです。
犬って、なんか顔を舐めてきますよねー
中年にペロられるとかヒロイン枠と受け取られがちなシロなのでブーイングが出るかなあなんて思っていましたが好評なようで一安心。。。
なんたってこのシーン、マタギ編で書きたかったカットの一つ、シロペロカット!
どんな鈍感な人でもマタギが変わったことを絵でお伝えできる重要なシーンなので嬉しいです。
このカット、ギャグのつもりもありますがそれ以外にもありまして、なんというかマタギは今までの敵とは違います。
サダムネ、タタラ、カミソリ狐は明確に勝利とわかるシーンがありますが、マタギは別。
なんならダブルノックアウトにも見えます。

与次郎を出したのは勝ったと教える意味もあり
しかも、タタラと同じく倒してよかったね!で終われないのが犬神シロ。
でも、マタギが饒舌になるのはなんか違う。
マタギが話すときは必要に迫られ仕方なくか、命令されたから話す、これが基本。
だってマタギは犬。
意味もなくベラベラ話すのは=無駄吠えする訓練されていない犬
こいつみたいな犬
無口なのも、言われたことしかやらないのも、ピンチや昂ったときしか話さないのも、人間のガワをかぶった一流の猟犬という意図でここまで描いてきたキャラがぶれます。
そこで変化を見せるために考えたのが、足寄せ・抱っこ・お手・シロの言うことに答えるなんですが、そういった裏を読むような読解力がなくても疑いようのないインパクトがあるものを考えた結果がシロペロでした。
そもそもマタギは特殊なキャラで、残忍な悪党だったカミソリ狐やヤカラ系の猿、悪になると覚悟を決めたタタラなら倒すことに意味がありますが、マタギとは制御が効かなくなった怨霊犬。
善悪でくくれないしパインの手先感もない。
なんでしょう、災害に近いなにか。
まさしく行逢神。
ある意味で荒ぶる神、見るなの神という、原始的な土着信仰の神の姿なのかもしれません。
今までのニヤリ顔でない、不器用ながら良い笑顔。
しかもタタラだって最近まで結構ダウナーだったし、対立してた者同士で笑い合えているのが尊いし、この状況まで持ってきたシロやばいなっていう。
タタラはまあまあ時間をかけて話数をかけての相互理解でしたが、マタギは結構急展開。
これ、犬や猫に詳しい方がいたら解説して欲しいんですが、犬猫って散々いがみ合ってたのにいきなり仲良くなったりします。
昔、猫を飼っていた頃、一頭だけでは寂しかろうと二頭に増やしたんですがシャーシャー威嚇し合い失敗した!と思い家を空け帰ってくると、何事もなかったように二頭仲良くお出迎え。
その時は、順位付けや接し方に折り合いがついのかなと考えましたが、あれは結局なんだったのだろうと今でも思います。
さておき、犬にはそういう特性があることは知っていたのでマタギの中で折り合いがつけば敵対行動はなくなる。
というのがマタギ戦の肝になっています。
シロの何に惹かれたのかを話すマタギではないでしょうしそれでも一番は佐多六なマタギですが、きっとなにか折り合いがついたに違いない。
そう受け取っていただけたら嬉しいです。
あと、犬好きの方補足お願いします。
>いかにも怪しい二つの人影だけど、三吉鬼はともかくパインが敵地まで出張るとは考えにくいからなぁ…
>笑えるようになったマタギだけど、与次郎と同じく上辺だけなのかな?
どうさねえ、、、(言いたい
さておき、長かった12章「叉鬼は笑う」も次回の更新で終わりです。
終わりよければすべてよし。
それまでの粗がチャラになるのが物語のいいところ。
3月24日(金)
長かったシロの物語はこれで終わりです。
上手く着地を決められるのか。
皆さんの目で確かめていただけたら幸いです。
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