マタギ編のプロット公開とラストシーンの変化
2023/04/14 17:50
今回は、シナリオの構成についてお話しします。
ミヨシ編(仮)のシナリオをああでもないこうでもないとまとめていたところ、マタギ編のプロットファイルを見つけたのでこういうの書いてるんだよアピをかねて公開します。
の前に。
私が言うプロットとは、シナリオの荒書きのようなもので、忘れそうなことや話の順番を間違えないように書いたメモ書きのようなものです。
よって、色々な愛と子の成長がマタギ編のテーマとか忘れるわけないじゃんレベルのことや、はっきり頭の中にあるシーンは書いてないのでご理解ください。
当時どう書いてどう変わっていったのか。
実際の話と見比べながら読んでみてください。
では、まあまあ長いですがどうぞ!
※3部に持ち越すことにしたネタは検閲を入れてあります
※テキストファイルの方が読みやすい方はこちらを保存してどうぞ。
マタギ編プロット公開用
マタギ編
・ラストカード
鬼神三吉鬼登場
→酒ミッション
・神奈備の龍
田沢湖へ酒をもらいに行く
→神奈備、ミサキ風発生
八郎太郎・辰子姫登場
・田沢湖の夫婦龍
辰子姫伝説、酒もらう
→ヤエテンションMAX、うっかりシロの名前
マタギ詰問、腕を折られる、白状
神社へ帰還
ぱ「どうしたんですか!?」
や「ちょっと転んでの」
ま「…偵察に行ってくる」
や「ふん!どこぞで油でも売らんといいがな」
ぱ「ふふ、彼の心はちょっとやそっとでは動きません。これまでもこれからも
彼は忠実に任務をこなします」
マタギ、カチノ池へ
・アンコントロール
ヨジvsタタラ、タタラ勝ち、いらついてヨジに追撃
→ヨジ足を撃たれる、マタギ登場
ヨジに止め、マタギ察する、歪んだ笑顔「お前だけ楽になれると思うなよ」。
シロに詰め寄り「お前がシロか」→マタギ去る
ヨジに駆け寄るシロ「大丈夫か!?」
よ「…どうでもいい」
呆気にとられるシロ、はっとして苦悶するヨジ
泉光院登場
・命令
泉光院顛末を知る、シロにどうでもいいといったことも知る
ヨジをぶん殴り薬師のところへ行って治療を受けろと「命令」する
シロって神はいるかと尋ねられ泉光院が思い出す。
翌日、その神社へ出発。
ヨジ留守番、シロ・タタラ・泉光院で出発。
タタラがヨジは卑怯だしおかしいから嫌い、キツネ戦の違和感を話す。
→命を何とも思っていない立ち回り。ミサキ風。
シロ、ヨジの過去を教えてくれと泉光院に。
→回想、傷のないお沢と泉光院
・茶園守の与次郎
与次郎伝説ダイジェスト
お沢・泉光院vs御霊与次郎
→お沢の喉笛を噛み千切る
・女
私を助けろと泉光院に言い残しお沢気絶
与次郎のその後。眠らないヨジ。お沢の元で。佐竹公人神に奉じられる。
女を追う「命令」に従う。
→タタラ泣く「ごめんよ~~ヨジ~~~」
老犬神社到着
・老犬神社
縁起を読み、マタギサダロクを鎮めるため犬神の力を借りるのだな!と泉光院。
探す、いない。
シロ「ミヨシ様が言ってた、山神信奉するマタギが山神を狙う矛盾」
「凄腕のマタギの技だけをずーっと側で見てきたやつ…」
縁起板を指さす
サダロク伝説ダイジェスト
せ「まさか…!与次郎と同じ…!」
「マタギの正体は、おらと同じ名前の犬神しろだ…」
「与次郎と同じ御霊だ」
・御霊しろは眠らない
回想
老犬神社のサダムネ。
先頭を切って降りてくるマタギ
さ「おいワン公!」ま「……」「けっ辛気くせえ奴」
ぱ「仲間にするには申し分ないでしょう」
さ「飼い主の死を受け入れられなくて心を無くした犬か…、裏切るような頭も心も
無くした奴だ、信用だけはできるだろうよ」
ぱ「主の悪夢にうなされ眠ることも出来ず、主人との思い出を反芻する日々…。
犬神しろは救われぬまま祀られた神」
「何かに打ち込んでいる間だけが過去を忘れられる…。私が任務という救いを
彼に与え続けることが仲間になる条件です」
さ「嘘つきめ、ミヨシにやったようにワン公とサダロクの縁を切って記憶を奪えば済むのによ、悪い女だぜ」
ぱ「できないのです」
さ「はぁ?」
ぱ「私の神通力は生者を結ぶ縁。死者との縁に干渉する力はないのです」
「彼を救う方法はただ一つ。過去を振り返る時間を奪う。これだけです。」
鉄塔に佇むマタギ
せ「与次郎を撃ったのも主の池に表れたのもパインのコントロールが効かなくなったから
だ…」
「昔の与次郎もそうだった、些細なことであっちにふらふらこっちにふらふら、自分を見失い
どうしていいかわからず気まぐれに意味もなく動いていた、同じ御霊の犬神もおそらく…」
た「マタギは私のお願いを聞いてくれた!ほんとは優しい奴なんだ!!」
「なにも知らないくせに悪く言うな!」
シロ「おら決めた」
シロ「知っちまったらほっとけねえ、犬神シロの相手はおらがする!」
・マタギ攻略会議
ミヨシの神社
シロ、マタギを攻略するためには火縄銃をなんとかしないと無理。
ヒトツメに力を貸してもらう。
し「火縄をなんとかできるのはヒトヅメだけだ!おらにちからをかしてけろ!」
ヒトツメ了承、ミヨシを見る
み「勝負の神がこんなことを言うのは間違っている。だが。
勝たなくてもいい、必ず帰ってこい」
ひ「テンション下がること言わないでくださいよ」
し「弱気なおっとうなんて嫌いだべ」
み「ふっ」
み「勝ってこい!!」
し・ひ「応!!」
ヒトツメ立案。
3月の雪解け時。おこう山に雪深い一角を作る。
マタギの誘い方が思いつかないシロとヒトツメ
ひ「どうやってマタギを勝負の場に呼び寄せたら…」
た「姫」
た「妹と戦う為ヤエを利用した詫びだ、マタギに決闘を申し込んであげる」
マタギとタタラ
た「姫と妹から決闘のお誘いだ、日時は三日後、場所は池の近くの山中」
「受けるかい?」
ま「……」
ま「いいだろう」
・ヒトツメの策
遠くで鳴る空砲を合図に動く雪山の三人
マタギの所在をつかみきれないシロとヒトツメ、射程ギリギリを読み逃げる
背中を撃たれるヒトツメ「これでも私は神格持ち!かすり傷だ!」
同時に「絶対見ている距離!ここだ!」
ひ「この為に配合した目くらまし!稲荷流!燐火(ストロボ)!!」
視界がかすんだマタギ、二人のシルエットを見つける
マタギ発砲「終わりだ」シロの頭に命中
→数分の隙にヒトツメが作り上げた雪像、脇の木の陰で射線を見つめるヒトツメ。
マタギの居場所を見極める。
ひ「いくぞシロ!」
ひ「オグン直伝!赤熱(ヒート)!!」
解ける雪、集まる水、シロに水の槍。
ひ「待って!まだ確定じゃない!!」
し「いんや!天下の技神がいるって言ってんだ!間違いねえ!」
し「食らえ!鉄砲魚!!」
静まる山中
し「もう鉄砲は怖くねえ!」走り出す
ひ「まだわからないって!」追いかけるヒトツメ
濡れてたじろぐマタギ
・シロ咆哮
駆け寄る二人を見つめるマタギ
人化解除、犬神シロ咆哮→ミサキ風にやられる二人
襲い掛かる犬神
されるがまま説得をするシロ「こんなことやってなんになる!目え覚ませ!!」
「もうやめれ!パインのと一緒にいてもおめえは救われねえ!!」
その様を見て察するヒトツメ「シロに考えなんてない!いてもたってもいられなくて
来ただけだ!!」
駆け寄るヒトツメ、襲うミサキ風
うずくまりながら叫ぶヒトツメ「シロ!」「シロ!」「シローーーーー!!!」
笑顔のサダロク「シロ」
サダロクとの楽しい思い出が頭を駆け巡るシロ、最後は処刑されるサダロク。
我に返り人型に変化「もう嫌だ……!!もうたくさんだ……!!!!」
自分に向け山刀を振り上げるマタギ
ヒトツメ火縄銃をヒート急速乾燥、マグネシウムを詰め発砲
砕ける山刀、抱き着くシロ、壊れる火縄銃
泣き吠えるマタギ
「なぜオレだけが生きている!!」
「なぜ神になんてしたんだ!!」
「なぜサダロク様がいない世界で生きなきゃいけないんだ!!」
ヒトツメモノローグ。
(そこからは聞くに堪えない言葉の嵐だった)
(処刑した人間への恨み。何人殺しても晴れなかった恨み。
処刑に間に合わなかった後悔。未だ尽きぬサダロクへの愛情。
看取ってくれた貞六の妻への感謝。長い長い孤独の日々。
今も目に浮かぶサダロクの笑顔。そして最後。)
(どうかしてしまいそうな感情の渦をシロはただただ聞いていた)
(そして)
人化が解ける
(眠った)
(安らかに眠る犬神をしばらく撫でたあと、気を失うようにシロも眠った)
・シロとシロ
ヨジ登場
よ「よくも姫を!!」ひ「行くな!もう戦いは終わったんだ!」
ひ「なあ与次郎、シロを星って言ったよね」
2023/03/24
与次郎とヒトツメの会話検閲
3部でやる
シロを抱え池に現れるマタギ
駆け寄るタタラとおこう
愛おしそうにシロを下ろすマタギ
お「久しぶりじゃなお犬様」
ま「おこう、姫を看てくれないか?」
お「同じ地区の神の頼みじゃ、最善を尽くそう」
ひ「形見なんだろ?返すよ」壊れた銃
ひ「そんな目で見ても直さないよ、私とあんたは敵同士。頼む相手を間違えないでよ。
じゃあね」
ま「………。タタラ…。頼めるか?」
た「うん!」
・ラストシーン
{以下あやふや}
・パインの元へ帰るのか
・神社へ帰るのか
(案1)
シロ目覚める
し「マタギ、おめえこれからどうすんだ?パインのどこさいくんだか?」
ま「…わからない」
し「神社さ帰れ。参拝に来た人間も神様がいねえって知ったら悲しむべ」
ま「うちの神社は、犬の幸せを願うために人間と犬がやってくる」
「そんな犬たちに俺がしてやれることはなにもない」
「犬の為に手を合わせる…。そんな人間に飼われる犬」
「こんな幸福なことはない」
た「マタギ…。犬は群れに順位をつけるんだよね…。」
た「姫とパインどちらが上?」
悩むマタギ
た「うちの姫はさ、言い出したら聞かないし出来もしないことをやろうとする」
し「おらそんなんじゃね!」
た「いーや、姫は危なっかしい!」
し「なあマタギ」
し「パインはたぶん負ける」
「でも、姉っちゃがついている。なんとかかんとか
言いくるめてパインを連れて村さ来る」
し「それまでここか神社さ居れ」
ま「……」
「…それは命令か?」
し「どっちだと思う?」
ま「ふっ……」
柔らかな笑顔で「どうでもいい」
(案2)
た「姫、あんた自分は死なないって思ってるでしょ?」
し「そ、そんたことねえ」
た「世の中にはどうしようもないほど残酷なことがある。人生経験の浅い姫はそれを
知らないから妙な万能感を持っているんだ」
た「な、危なっかしいだろ?」
ま「……」
た「犬は群れに順番をつけるって聞いた」
「一番は定六。でも利用もしたけれど救おうともしたパイン。そして姫」
「ちょっとでいい、周りの奴もたまには見てよ」
ま「………」じんわり血のにじんでいるシロの手を見るマタギ
手を取ってペロリ
し「その姿でそういうことすんな!」照れるシロ
た「はは!」
し「ふふ」
少し間をおいて
ま「……ははっ」
色々変わっていますが、ラストシーンが大幅に変わったのが目を引くと思います。
これは、プロットには書いてませんがマタギ編には二つのテーマがあり、一つは愛。
夫婦の愛、師弟の愛、慈しむ愛、主従の愛、そして親子の愛。
もう一つが、子供の成長に見立てたシロの成長と巣立ちの物語。
これが軸になってるので、ラストシーンはミヨシで締めました。
あと、どちらの案もタタラのセリフが多くシロがぼやけるのが気になったのでマタギ帰還後はしゃべらせないようにしました。

でも存在感はある

どうせしゃべるならシロとミヨパパが話す方がテーマに合ってるし。
他にも気になるところがあるとは思いますが、とにかく文章が長いし変更点なんていくらでもあるのでコメントにでも書いてもらえればお答えします。
以上、プロットのお話でした~~
ミヨシ編(仮)のシナリオをああでもないこうでもないとまとめていたところ、マタギ編のプロットファイルを見つけたのでこういうの書いてるんだよアピをかねて公開します。
の前に。
私が言うプロットとは、シナリオの荒書きのようなもので、忘れそうなことや話の順番を間違えないように書いたメモ書きのようなものです。
よって、色々な愛と子の成長がマタギ編のテーマとか忘れるわけないじゃんレベルのことや、はっきり頭の中にあるシーンは書いてないのでご理解ください。
当時どう書いてどう変わっていったのか。
実際の話と見比べながら読んでみてください。
では、まあまあ長いですがどうぞ!
※3部に持ち越すことにしたネタは検閲を入れてあります
※テキストファイルの方が読みやすい方はこちらを保存してどうぞ。
マタギ編プロット公開用
マタギ編プロット
マタギ編
・ラストカード
鬼神三吉鬼登場
→酒ミッション
・神奈備の龍
田沢湖へ酒をもらいに行く
→神奈備、ミサキ風発生
八郎太郎・辰子姫登場
・田沢湖の夫婦龍
辰子姫伝説、酒もらう
→ヤエテンションMAX、うっかりシロの名前
マタギ詰問、腕を折られる、白状
神社へ帰還
ぱ「どうしたんですか!?」
や「ちょっと転んでの」
ま「…偵察に行ってくる」
や「ふん!どこぞで油でも売らんといいがな」
ぱ「ふふ、彼の心はちょっとやそっとでは動きません。これまでもこれからも
彼は忠実に任務をこなします」
マタギ、カチノ池へ
・アンコントロール
ヨジvsタタラ、タタラ勝ち、いらついてヨジに追撃
→ヨジ足を撃たれる、マタギ登場
ヨジに止め、マタギ察する、歪んだ笑顔「お前だけ楽になれると思うなよ」。
シロに詰め寄り「お前がシロか」→マタギ去る
ヨジに駆け寄るシロ「大丈夫か!?」
よ「…どうでもいい」
呆気にとられるシロ、はっとして苦悶するヨジ
泉光院登場
・命令
泉光院顛末を知る、シロにどうでもいいといったことも知る
ヨジをぶん殴り薬師のところへ行って治療を受けろと「命令」する
シロって神はいるかと尋ねられ泉光院が思い出す。
翌日、その神社へ出発。
ヨジ留守番、シロ・タタラ・泉光院で出発。
タタラがヨジは卑怯だしおかしいから嫌い、キツネ戦の違和感を話す。
→命を何とも思っていない立ち回り。ミサキ風。
シロ、ヨジの過去を教えてくれと泉光院に。
→回想、傷のないお沢と泉光院
・茶園守の与次郎
与次郎伝説ダイジェスト
お沢・泉光院vs御霊与次郎
→お沢の喉笛を噛み千切る
・女
私を助けろと泉光院に言い残しお沢気絶
与次郎のその後。眠らないヨジ。お沢の元で。佐竹公人神に奉じられる。
女を追う「命令」に従う。
→タタラ泣く「ごめんよ~~ヨジ~~~」
老犬神社到着
・老犬神社
縁起を読み、マタギサダロクを鎮めるため犬神の力を借りるのだな!と泉光院。
探す、いない。
シロ「ミヨシ様が言ってた、山神信奉するマタギが山神を狙う矛盾」
「凄腕のマタギの技だけをずーっと側で見てきたやつ…」
縁起板を指さす
サダロク伝説ダイジェスト
せ「まさか…!与次郎と同じ…!」
「マタギの正体は、おらと同じ名前の犬神しろだ…」
「与次郎と同じ御霊だ」
・御霊しろは眠らない
回想
老犬神社のサダムネ。
先頭を切って降りてくるマタギ
さ「おいワン公!」ま「……」「けっ辛気くせえ奴」
ぱ「仲間にするには申し分ないでしょう」
さ「飼い主の死を受け入れられなくて心を無くした犬か…、裏切るような頭も心も
無くした奴だ、信用だけはできるだろうよ」
ぱ「主の悪夢にうなされ眠ることも出来ず、主人との思い出を反芻する日々…。
犬神しろは救われぬまま祀られた神」
「何かに打ち込んでいる間だけが過去を忘れられる…。私が任務という救いを
彼に与え続けることが仲間になる条件です」
さ「嘘つきめ、ミヨシにやったようにワン公とサダロクの縁を切って記憶を奪えば済むのによ、悪い女だぜ」
ぱ「できないのです」
さ「はぁ?」
ぱ「私の神通力は生者を結ぶ縁。死者との縁に干渉する力はないのです」
「彼を救う方法はただ一つ。過去を振り返る時間を奪う。これだけです。」
鉄塔に佇むマタギ
せ「与次郎を撃ったのも主の池に表れたのもパインのコントロールが効かなくなったから
だ…」
「昔の与次郎もそうだった、些細なことであっちにふらふらこっちにふらふら、自分を見失い
どうしていいかわからず気まぐれに意味もなく動いていた、同じ御霊の犬神もおそらく…」
た「マタギは私のお願いを聞いてくれた!ほんとは優しい奴なんだ!!」
「なにも知らないくせに悪く言うな!」
シロ「おら決めた」
シロ「知っちまったらほっとけねえ、犬神シロの相手はおらがする!」
・マタギ攻略会議
ミヨシの神社
シロ、マタギを攻略するためには火縄銃をなんとかしないと無理。
ヒトツメに力を貸してもらう。
し「火縄をなんとかできるのはヒトヅメだけだ!おらにちからをかしてけろ!」
ヒトツメ了承、ミヨシを見る
み「勝負の神がこんなことを言うのは間違っている。だが。
勝たなくてもいい、必ず帰ってこい」
ひ「テンション下がること言わないでくださいよ」
し「弱気なおっとうなんて嫌いだべ」
み「ふっ」
み「勝ってこい!!」
し・ひ「応!!」
ヒトツメ立案。
3月の雪解け時。おこう山に雪深い一角を作る。
マタギの誘い方が思いつかないシロとヒトツメ
ひ「どうやってマタギを勝負の場に呼び寄せたら…」
た「姫」
た「妹と戦う為ヤエを利用した詫びだ、マタギに決闘を申し込んであげる」
マタギとタタラ
た「姫と妹から決闘のお誘いだ、日時は三日後、場所は池の近くの山中」
「受けるかい?」
ま「……」
ま「いいだろう」
・ヒトツメの策
遠くで鳴る空砲を合図に動く雪山の三人
マタギの所在をつかみきれないシロとヒトツメ、射程ギリギリを読み逃げる
背中を撃たれるヒトツメ「これでも私は神格持ち!かすり傷だ!」
同時に「絶対見ている距離!ここだ!」
ひ「この為に配合した目くらまし!稲荷流!燐火(ストロボ)!!」
視界がかすんだマタギ、二人のシルエットを見つける
マタギ発砲「終わりだ」シロの頭に命中
→数分の隙にヒトツメが作り上げた雪像、脇の木の陰で射線を見つめるヒトツメ。
マタギの居場所を見極める。
ひ「いくぞシロ!」
ひ「オグン直伝!赤熱(ヒート)!!」
解ける雪、集まる水、シロに水の槍。
ひ「待って!まだ確定じゃない!!」
し「いんや!天下の技神がいるって言ってんだ!間違いねえ!」
し「食らえ!鉄砲魚!!」
静まる山中
し「もう鉄砲は怖くねえ!」走り出す
ひ「まだわからないって!」追いかけるヒトツメ
濡れてたじろぐマタギ
・シロ咆哮
駆け寄る二人を見つめるマタギ
人化解除、犬神シロ咆哮→ミサキ風にやられる二人
襲い掛かる犬神
されるがまま説得をするシロ「こんなことやってなんになる!目え覚ませ!!」
「もうやめれ!パインのと一緒にいてもおめえは救われねえ!!」
その様を見て察するヒトツメ「シロに考えなんてない!いてもたってもいられなくて
来ただけだ!!」
駆け寄るヒトツメ、襲うミサキ風
うずくまりながら叫ぶヒトツメ「シロ!」「シロ!」「シローーーーー!!!」
笑顔のサダロク「シロ」
サダロクとの楽しい思い出が頭を駆け巡るシロ、最後は処刑されるサダロク。
我に返り人型に変化「もう嫌だ……!!もうたくさんだ……!!!!」
自分に向け山刀を振り上げるマタギ
ヒトツメ火縄銃をヒート急速乾燥、マグネシウムを詰め発砲
砕ける山刀、抱き着くシロ、壊れる火縄銃
泣き吠えるマタギ
「なぜオレだけが生きている!!」
「なぜ神になんてしたんだ!!」
「なぜサダロク様がいない世界で生きなきゃいけないんだ!!」
ヒトツメモノローグ。
(そこからは聞くに堪えない言葉の嵐だった)
(処刑した人間への恨み。何人殺しても晴れなかった恨み。
処刑に間に合わなかった後悔。未だ尽きぬサダロクへの愛情。
看取ってくれた貞六の妻への感謝。長い長い孤独の日々。
今も目に浮かぶサダロクの笑顔。そして最後。)
(どうかしてしまいそうな感情の渦をシロはただただ聞いていた)
(そして)
人化が解ける
(眠った)
(安らかに眠る犬神をしばらく撫でたあと、気を失うようにシロも眠った)
・シロとシロ
ヨジ登場
よ「よくも姫を!!」ひ「行くな!もう戦いは終わったんだ!」
ひ「なあ与次郎、シロを星って言ったよね」
2023/03/24
与次郎とヒトツメの会話検閲
3部でやる
シロを抱え池に現れるマタギ
駆け寄るタタラとおこう
愛おしそうにシロを下ろすマタギ
お「久しぶりじゃなお犬様」
ま「おこう、姫を看てくれないか?」
お「同じ地区の神の頼みじゃ、最善を尽くそう」
ひ「形見なんだろ?返すよ」壊れた銃
ひ「そんな目で見ても直さないよ、私とあんたは敵同士。頼む相手を間違えないでよ。
じゃあね」
ま「………。タタラ…。頼めるか?」
た「うん!」
・ラストシーン
{以下あやふや}
・パインの元へ帰るのか
・神社へ帰るのか
(案1)
シロ目覚める
し「マタギ、おめえこれからどうすんだ?パインのどこさいくんだか?」
ま「…わからない」
し「神社さ帰れ。参拝に来た人間も神様がいねえって知ったら悲しむべ」
ま「うちの神社は、犬の幸せを願うために人間と犬がやってくる」
「そんな犬たちに俺がしてやれることはなにもない」
「犬の為に手を合わせる…。そんな人間に飼われる犬」
「こんな幸福なことはない」
た「マタギ…。犬は群れに順位をつけるんだよね…。」
た「姫とパインどちらが上?」
悩むマタギ
た「うちの姫はさ、言い出したら聞かないし出来もしないことをやろうとする」
し「おらそんなんじゃね!」
た「いーや、姫は危なっかしい!」
し「なあマタギ」
し「パインはたぶん負ける」
「でも、姉っちゃがついている。なんとかかんとか
言いくるめてパインを連れて村さ来る」
し「それまでここか神社さ居れ」
ま「……」
「…それは命令か?」
し「どっちだと思う?」
ま「ふっ……」
柔らかな笑顔で「どうでもいい」
(案2)
た「姫、あんた自分は死なないって思ってるでしょ?」
し「そ、そんたことねえ」
た「世の中にはどうしようもないほど残酷なことがある。人生経験の浅い姫はそれを
知らないから妙な万能感を持っているんだ」
た「な、危なっかしいだろ?」
ま「……」
た「犬は群れに順番をつけるって聞いた」
「一番は定六。でも利用もしたけれど救おうともしたパイン。そして姫」
「ちょっとでいい、周りの奴もたまには見てよ」
ま「………」じんわり血のにじんでいるシロの手を見るマタギ
手を取ってペロリ
し「その姿でそういうことすんな!」照れるシロ
た「はは!」
し「ふふ」
少し間をおいて
ま「……ははっ」
いかがでしたでしょうか?
色々変わっていますが、ラストシーンが大幅に変わったのが目を引くと思います。
これは、プロットには書いてませんがマタギ編には二つのテーマがあり、一つは愛。
夫婦の愛、師弟の愛、慈しむ愛、主従の愛、そして親子の愛。
もう一つが、子供の成長に見立てたシロの成長と巣立ちの物語。
これが軸になってるので、ラストシーンはミヨシで締めました。
あと、どちらの案もタタラのセリフが多くシロがぼやけるのが気になったのでマタギ帰還後はしゃべらせないようにしました。

でも存在感はある

どうせしゃべるならシロとミヨパパが話す方がテーマに合ってるし。
他にも気になるところがあるとは思いますが、とにかく文章が長いし変更点なんていくらでもあるのでコメントにでも書いてもらえればお答えします。
以上、プロットのお話でした~~
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タタラは目立つ事を抑える為黙ってもらう事になった代わりに後のもじもじシーンが映えたのも好きです。
後、ヨジにぶん投げられたシーンも後から生えたんですねw
結局案1と2を合わせてミヨシも加わった感じですね。
どうにも捨て鉢な言葉なので今のマタギはもう言わないかな。
と見せかけてかーらーのー?